研究課題/領域番号 |
20K15830
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分44040:形態および構造関連
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研究機関 | 神戸大学 (2022) 広島大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
樋口 真之輔 神戸大学, 附属学校部, 附属中等教育学校教諭 (20847131)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 有毛細胞 / 平衡感覚 / 膜迷路 / 感覚毛 / 進化 / 内リンパ / 血管条 / 内耳 / 聴覚器 |
研究開始時の研究の概要 |
脊椎動物において聴覚と平衡覚を担う感覚器である内耳は,蝸牛管や三半規管など複雑な形態をもつ膜迷路が内リンパという細胞外液で満たされ,そこに感覚有毛細胞が配置された構造をしている。内リンパは特殊な電気化学的組成をもち,有毛細胞が機械刺激を受容するために不可欠な生理学的環境を提供する。ただし,内耳の機能に欠かせない内リンパがいかに獲得され,進化してきたかは未解明である。そこで本研究では,感覚器としての内耳の機能に必須な内リンパについて進化発生学的に探究する。
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研究成果の概要 |
脊椎動物において聴覚と平衡覚を担う感覚器である内耳は、蝸牛管や三半規管など複雑な形態をもつ膜迷路が内リンパという細胞外液で満たされ、そこに感覚有毛細胞が配置された構造をしている。内リンパは特殊な電気化学的組成をもち、有毛細胞が機械刺激を受容するために不可欠な生理学的環境を提供する。ただし、内耳の機能に欠かせない内リンパが脊椎動物の歴史においていかに獲得され、進化してきたかは未解明である。そこで本研究では、感覚器としての内耳の機能に必須な内リンパについて進化発生学的に探究した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の遂行は、脊椎動物における聴覚器の進化の解明につながる。本研究の主要な対象である鳥類の内耳については、哺乳類のものにくらべて著しく研究の進展が遅い。本研究のように様々な動物での知見を比較することによって、我々ヒトをはじめ動物がどのように世界の有様を認知しているのかを深く探求することができる。また、ヒトの疾患研究のためにゼブラフィッシュやマウスにおいて聴平衡覚の疾患モデルが作製されており、本研究の成果を関連研究の推進に還元できる可能性がある。
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