研究課題/領域番号 |
20K15899
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分46010:神経科学一般関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
PARAJULI Bijay 山梨大学, 大学院総合研究部, 研究員 (00748783)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ヒトミクログリア / ミクログリア移植 / ミクログリア置換 / 経鼻移植 / 移植 / ヒト化マウス |
研究開始時の研究の概要 |
中枢神経系の免疫担当細胞として知られているミクログリアは神経活動制御や神経回路再編など、実に多彩で重要な脳機能に深く関与している。これらミクログリアの機能は主にマウスミクログリアを用いて明らかにされてきた。しかしマウスミクログリアは、ヒトミクログリアの性質を必ずしも反映してないため、ヒト脳内でのヒトミクログリア機能を理解するに は不十分である。そこで本 研究の目的はミクログリアヒト化マウスを作成し、 i n v i v o でヒトミクログリアの性質及び脳機能制御様式及びメカニズムを明らかにすることである。
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研究成果の概要 |
中枢神経系の免疫担当細胞として知られているミクログリアは神経活動制御や神経回路再編など、実に多彩で重要な脳機能に深く関与している。これらミクログリアの機能は主にマウスミクログリアを用いて明らかにされてきた。しかしマウスミクログリアは、ヒトミクログリアの性質を必ずしも反映してないため、ヒト脳内でのヒトミクログリア機能を理解するには不十分である。そこで本研究ではミクログリアヒト化マウスを作成し、in vivo でヒトミクログリアの性質を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミクログリアは、様々な神経疾患の発症や進行に大きく関係するとして注目されている。しかしこれまでの多くの研究はマウス等げっ歯類ならびにそのミクログリアを用いた研究で、ヒトのミクログリアが実際の脳内でどのような働きをし、どのように疾患や老化を制御しているのかについては明らかになっていない。本研究ではヒトiPS細胞由来ミクログリアをマウス脳への完全非侵襲的移植法の開発した。本研究により、ミクログリアが関係する種々の脳疾患がヒトミクログリアを使ったin vivo研究によって明らかになること、さらにはミクログリア移植による新しい「細胞治療法」が開発されることが期待されます。
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