研究課題/領域番号 |
20K15968
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 (2022) 東京工業大学 (2020) |
研究代表者 |
六車 共平 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 基礎科学特別研究員 (60753621)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ルテニウム / 触媒 / ペプチド / アルブミン / 金属触媒 / 触媒活性制御 / 遷移金属触媒 / 抗体 / プロドラッグ |
研究開始時の研究の概要 |
プロドラッグは触媒により活性体へと変換されることで機能を発現するが、この触媒活性を特定の条件下のみで発現するように制御できれば、薬物の副作用を軽減することができる。そこで本研究では、ペプチド性リガンドを遷移金属触媒の配位子として用い、触媒活性を切り替えることができる新規触媒の開発をめざす。
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研究成果の概要 |
本研究では、ルテニウム触媒を用いた触媒活性制御システムを開発した。合成したルテニウム触媒は、標的分子の存在下で触媒活性の向上を示し、特定条件下での選択的な触媒の活性化に成功した。この触媒システムは、生体内において部位選択的にプロドラッグを活性化することができ、副作用の少ない医薬品へと応用することが期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、遷移金属触媒の触媒活性のON/OFFを切り替えるシステムを構築した。本研究で開発した形式で、触媒活性が変化する触媒は前例がなく、全く新しい触媒システムである。また、触媒活性のON/OFFを制御することで、血中では不活性であるのに対し、標的部位で活性化しプロドラッグを薬物へと変換できるため、医薬へと応用できる基盤技術である。
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