研究課題/領域番号 |
20K16014
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47040:薬理学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター (2022) 日本医科大学 (2020) |
研究代表者 |
安藤 康史 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (10736010)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ペリサイト / K-ATPチャネル / 脳梗塞 / Abcc9 / Kcnj8 |
研究開始時の研究の概要 |
毛細血管支持細胞であるペリサイト選択的に発現することを見出 した、K ir6.1および Sur2Bヘテロ複合体から構成されるATP依存性カリウムチャネル(K-ATPチャネル) の脳梗塞時における役割を明らかにし、本ペリサイト選択的K-ATPチャネルに対する選択的作動薬を用いた新規脳梗塞治療への発展を目指す。
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研究成果の概要 |
中枢においてペリサイト選択的に発現するKCNJ8およびABCC9遺伝子から構成されるATP依存性カリウムチャネル(K-ATPチャネル)の脳梗塞時における役割を明らかにするため、ペリサイトK-ATPチャネル改変マウスやK-ATPチャネル標的薬を用いて、脳梗塞後の梗塞領域・神経傷害スコア・脳血流・血管透過性を解析した。その結果、K-ATPチャネル活性が脳虚血後の脳障害の進展に重要な役割を持つことが示唆されつつある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本法では脳梗塞は高い死亡率に加え、発症後の要介護リスクの第2位を占めており、その克服が強く望まれる。本研究を遂行することにより、ペリサイトK-ATPチャネルが脳梗塞に対する治療標的となる可能性が示唆されつつあり、今後のペリサイトを焦点とした脳梗塞治療戦略の発展が見込まれ、本研究はその嚆矢としても重要な知見を提供するものである。
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