研究課題/領域番号 |
20K16024
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
原 康雅 千葉大学, 大学院薬学研究院, 助教 (10824625)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 共培養 / 微生物資源 / 培養抽出物ライブラリー構築 / 土壌由来放線菌 / 放線菌Nocardia / 放線菌Nocardia属 / 培養抽出物ライブラリー / 放線菌 / 共培養抽出物ライブラリー構築 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、同一環境から分離した微生物を2種組み合わせた共培養により、大規模な共培養抽出物ライブラリーを構築し、天然物探索資源の高度化を図る。また、培養抽出物の網羅的分析、種々の生物活性評価から、構築したライブラリーの有用性を評価するとともに、共培養選択的に生産される新規骨格構造および生物活性を有する天然物の探索を実施する。さらに、共培養選択的に生物活性化合物を産生する微生物の組み合わせをモデルとして、共培養選択的に産生される化合物を明らかにするとともに、休眠遺伝子活性化機構を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では、同一土壌中に存在する微生物同士の相互作用や、動物細胞(免疫細胞)と病原微生物を含む微生物との相互作用を用いた、微生物の生育環境を模倣した培養を用いて、新規天然物や生物活性天然物の探索を実施した。その結果、細胞死誘導作用や抗炎症作用を有する新規天然物や既知天然物を単離するとともに、生物活性を有する天然物については、作用機序に関する解析を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微生物の天然物産生に関与する休眠状態の遺伝子を活性化することは、新規天然物を探索する上で重要であり、これまでに様々な手法が開発されてきた。本研究では、微生物の生育環境を模倣した培養により新規天然物を見出したことから、本手法が医薬シードに繋がる新規天然物や生物活性天然物を探索するための有用な手法の一つにつながることが期待される。
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