研究課題/領域番号 |
20K16058
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
伊藤 雅隆 東邦大学, 薬学部, 講師 (30792410)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 苦味マスキング / 医薬品 / 口腔内崩壊錠 / 溶出制御 / 放出制御 / X線CT / 製剤学 / 処方設計 / 経口固形医薬品 / 添加剤 / ポリマー / 物理薬剤学 / 製剤設計 / 粒子設計 |
研究開始時の研究の概要 |
口腔内崩壊錠やフィルム製剤の開発が進み、薬物が口腔内に存在する間だけ放出を抑制し、消化管では迅速な薬物放出を達成する苦味マスキングを志向した放出制御のニーズが出てきた。申請者は親水性の吸水ポリマーの作用に注目し、医薬品添加剤のカルメロース及び塩基性添加剤を組み合わせることで、モデル薬物の苦味マスキングを志向した放出制御を試みた。カルメロースは水中で不溶であるが、塩基性添加剤存在下では溶解し、そこに薬物溶液を加えて乾燥することで粒子を得た。口腔内を模した溶出試験ではモデル薬物の濃度は苦味閾値以下に抑制されており、胃を模した条件の溶出試験においては薬物単独と同様の素早い溶出を達成した。
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研究成果の概要 |
医薬品原薬の苦味をマスキングする新たな手法として、カルボキシメチルセルロース(CMC)を用いたマスキングを検討した。CMCの膨潤性を生かしたマスキングだけでなく、CMCナノファイバーを用いたより簡便なマスキング粒子の設計も可能であった。最も実用性があったのは噴霧乾燥法を用いてモデル原薬とCMCナノファイバーを噴霧乾燥し調製した粒子であり、原薬の閾値を下回ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医薬品原薬の苦味マスキングは医薬品開発において重要な課題である。医薬品のコンプライアンスおよびアドヒアランス向上に大きく影響を与えるためである。本研究は全く新しいアプローチでこれに取り組んだものであり、製剤開発への意義は大きい。特にCMCナノファイバーを用いた苦味マスキング粒子の設計は有用である。CMCナノファイバーは安全性が高く、CMCは医薬品添加剤として豊富な使用実績があるため、近い将来、医薬品添加剤として利用できる可能性が高い。今後の医薬品開発に貢献するものと考えられる。
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