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膜透過ペプチド修飾高分子による抗原と免疫刺激物質の共導入に基づく経鼻ワクチン創製

研究課題

研究課題/領域番号 20K16097
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関摂南大学

研究代表者

鵜川 真実  摂南大学, 薬学部, 助教 (50735511)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード粘膜ワクチン / 膜透過ペプチド
研究開始時の研究の概要

現在のインフルエンザワクチンは、ワクチンに使用したウイルス株と異なる株が流行した場合に十分な効果が得られないことが問題になっている。本研究室では、膜透過ペプチドを側鎖にもつ高分子を用いたインフルエンザワクチンを開発しており、本ワクチンをマウスに投与した時、ワクチンに使用した株と異なる株のウイルス感染を抑制することに成功した。
しかし、本ワクチンの作用機構はいまだ不明な点が多く、添加剤の最適化も行われていない。そこで本研究では、本ワクチンを単独で投与した際、または既知のワクチン添加剤を加えた際の生体の反応の変化を調査し、より効果的なワクチンとすることを目指す。

研究成果の概要

本研究では、Toll-like Receptor (TLR) リガンドとオリゴアルギニン固定化高分子を併用することによってより効果の高い粘膜投与型ワクチンを作製することを目的とした。一方、TLRリガンドの併用による相乗的な機能向上は確認されず、原因検討を行った結果、TLRリガンドの共存がオリゴアルギニン固定化高分子による樹状細胞への抗原送達を妨げてしまうことが本研究のコンセプトの実現を困難にしていることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

経粘膜投与可能な薬剤は点鼻などによって投与が可能であり、患者の負担を減らすことができる。一方、注射型のものよりも活性が低いため、生ワクチン製剤を除き、臨床応用に至っていない。本研究では生ワクチンのような生きたウイルスを使用する必要がなく、人工的なポリマーを用いているため、効果が高い経粘膜ワクチンが作製できれば、安全性の面で優位性のあるワクチンとなると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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