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再発・悪性髄膜腫におけるVEGFR-2のシグナル伝達経路の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K16169
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

中田 聡子  金沢大学, 医学系, 協力研究員 (30569091)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード髄膜腫 / 人体病理学
研究開始時の研究の概要

再発を繰り返す髄膜腫、悪性の髄膜腫については、現在は手術療法、放射線治療が中心で、有効な全身療法は確立されていない。我々はこれまでに髄膜腫においてチロシンキナーゼ受容体の免疫組織化学的な解析を行い、VEGFR-2の高発現がWHOグレードⅡ・Ⅲで有意に多く、再発と有意に相関することを明らかにした。しかし髄膜腫におけるVEGFRのシグナル伝達経路の詳細な報告はまだない。
本研究では「再発・悪性髄膜腫におけるVEGFR-2のシグナル伝達経路の中で何が重要なのか」を明らかにしたい。200例の髄膜腫手術材料を用い、VEGFR-2のリガンド、リン酸化、競合する受容体、下流分子の発現について解析する。

研究実績の概要

再発を繰り返す髄膜腫、悪性の髄膜腫については、現在は手術療法、放射線治療が中心で、有効な全身療法は確立されていない。我々はこれまでに髄膜腫に おいてチロシンキナーゼ受容体の免疫組織化学的な解析を行い、VEGFR-2の高発現がCNS WHOグレード2・3で有意に多く、再発と有意に相関することを明らかにし た。しかし髄膜腫におけるVEGFRのシグナル伝達経路の詳細な報告はまだない。 本研究では「再発・悪性髄膜腫におけるVEGFR-2のシグナル伝達経路の中で何が 重要なのか」を明らかにしたい。R2年度は髄膜腫の臨床情報の収集、病理組織診断の見直し、R3,5年度はパラフィン切片での免疫組織科学的解析をすすめた。 R4-5年度は髄膜腫手術例の凍結材料からmRNAを抽出し、髄膜腫におけるチロシンキナーゼ受容体のリガンド、シグナル伝達の下流分子についてのTaqman Array Plateを用いた解析を行なったが、まだ十分な量のデータが得られていない。そのため、予後や画像所見などの臨床情報、病理組織学的解析、免疫組織化学的解 析と合わせた統計学的な解析にはまだ進めず、再発・悪性髄膜腫におけるVEGFR-2のシグナル伝達経路の中で何が重要なのかは明らかになっていない。またWHO分 類が新しくなったため、組織分類の見直し、CDKN2A/2Bについての解析を加え、WHO2021分類に則った分類が必要と考えられる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

R4年度に介護休業を取得、R5年度より協力研究員となったが、研究を終了させるために十分な時間の確保ができなかったため、またR6年度に繰り越すこととした。

今後の研究の推進方策

R6年度は髄膜腫におけるチロシンキナーゼ受容体のリガンド、受容体のリン酸化、競合する 受容体と関連分子、シグナル伝達の 下流分子の発現 を明らかにし、臨床情報、病理組織学的解析と合わせて、統計学的な解析を行う。またWHO分類が新しくなったため、組織分類の見直し、 CDKN2A/2Bについての解析を加え、その上で、再発・悪性髄膜腫におけるVEGFR-2のシグナル伝達経路の中で何が重要なのか、治療戦略につながる可能性について考察し、研究成果としてまとめる。協力研究員として所属している人体病理学教室と脳外科学教室で、解析の支援を受け、研究を遂行していく。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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