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プロトンポンプ阻害薬関連胃底腺ポリープとdysplasiaの発生機序に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K16174
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関大分大学

研究代表者

福田 昌英  大分大学, 医学部, 医員 (80854299)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード胃底腺ポリープ / プロトンポンプ阻害薬 / dysplasia / 胃腺窩上皮型腫瘍 / PPI
研究開始時の研究の概要

日常診療で最も高頻度に遭遇する胃ポリープである胃底腺ポリープは、良性の胃ポリープである。近年、プロトンポンプ阻害薬で増大する胃底腺ポリープが存在することが報告されており、なかにはdysplasiaといわれる腫瘍性異型を合併した胃底腺ポリープも報告されている。プロトンポンプ阻害薬は、逆流性食道炎の治療やピロリ菌の除菌治療などの治療だけでなく、他の薬剤を内服する際の胃潰瘍の予防・治療としても使用されているが、胃底腺ポリープの増大やdysplasiaとの関連については未だ機序が解明されていない。本研究では、PPI関連胃底腺ポリープと合併するdysplasiaの発生の機序と生物学的な特徴を明らかにしたい。

研究成果の概要

PPI関連胃底腺ポリープに合併するdysplasiaとは、胃腺窩上皮型の腫瘍である。胃腺窩上皮型腫瘍19症例21病変を対象に、独自に胃がんの遺伝子パネルを設計して遺伝子解析を行った。結果は、胃腺窩上皮型腫瘍では、胃癌で報告されるような特徴的な遺伝子変異は認められなかった。対象群として設定した胃底腺ポリープ12症例21病変では、9病変でCTNNB1変異が、2病変でAPC遺伝子変異が観察された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

胃腺窩上皮型腫瘍には既知のような胃がんで認められる遺伝子変異は認められなかった。また、胃底腺ポリープとも別の病変である可能性が考えられた。微小な検体から遺伝子を抽出し、遺伝子解析を行うことが可能であることが分かった。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ラズベリー様外観を呈する胃ポリープに関する臨床的検討2021

    • 著者名/発表者名
      福田 昌英、水上 一弘、佐藤 祐斗、福田 健介、松成 修、岡本 和久、小川 竜、本田 浩一、沖本 忠義、兒玉 雅明、村上 和成
    • 学会等名
      第26回日本ヘリコバクター学会学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 胃底腺ポリープと腺窩上皮型腫瘍2021

    • 著者名/発表者名
      福田昌英、九嶋亮治、石垣宏仁、佐々木亜希子、水上一弘、 上尾哲也、村上和成、織田麻奈美、山下 聡、牛島俊和
    • 学会等名
      第110回日本病理学会総会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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