| 研究課題/領域番号 |
20K16208
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| 研究種目 |
若手研究
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| 配分区分 | 基金 |
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| 審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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| 研究機関 | 久留米大学 |
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研究代表者 |
山田 恭平 久留米大学, 医学部, 助教 (60838423)
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| 研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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| 配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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| キーワード | 成人T細胞性白血病・リンパ腫 / HTLV-1 / Hodgkinリンパ腫 / HBZ / Tax / 免疫不全 / 反応性リンパ節炎 / Hodgkin lymphoma / mRNA / 病理学 |
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| 研究開始時の研究の概要 |
成人T細胞性白血病・リンパ腫(ATLL)はHTLV-1というウイルスの感染により発症する。HTLV-1関連mRNAに関する病理組織学的な解析はこれまで困難であったが、申請者らは病理標本におけるmRNAの発現をin situで同定することにより、様々な腫瘍において臨床病理学的特徴の差異を同定しうることをこれまで報告している。本研究では、キャリアやATLL等におけるHTLV-1関連mRNAの発現をin situで解析することにより、キャリアからATLLに至る病態を解明するとともに、より感度の高い診断を行い治療層別化につなげることを目指す。
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| 研究成果の概要 |
研究代表者らは、FFPE検体を用いてATLL症例におけるHTLV-1関連mRNAの発現をISH法で検討し、tax mRNA高発現と抗腫瘍免疫を含む臨床病理学的特徴とが関連し予後不良となること見出し論文化した。さらに、対象疾患を古典的Hodgkinリンパ腫類似のATLL、免疫抑制/不全状態のATLL、HTLV-1キャリアの反応性リンパ節炎に拡張し、症例の集積を行った。これらの症例についてもHTLV-1関連mRNAの発現をISH法で確認し、免疫染色やPCR法を行い、臨床病理学的特徴との関連を検討した。これらの成果について一部は学会発表を行っており、論文化する予定である。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成人T細胞性白血病・リンパ腫(ATLL)はHTLV-1の感染により発症する難治性の末梢性T細胞性リンパ腫である。ATLLは様々な組織像をとりうるため、他の末梢性T細胞性リンパ腫との組織学的鑑別が困難である。本研究により、ATLL症例のFFPE標本におけるHTLV-1関連mRNAの発現をin-situで解析することで、抗腫瘍免疫や予後を含む臨床病理学的特徴との関連を同定しうることが示された。本研究でATLLやHTLV-1キャリアのリンパ節炎における臨床病理組織学的特徴や宿主の免疫状態との関連を詳細に解析することで、ATLLやHTLV-1キャリアの診断や治療の層別化につながることが期待される。
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