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がん再発時における免疫学的がん微小環境の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K16214
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49030:実験病理学関連
研究機関東京女子医科大学 (2021-2022)
東京大学 (2020)

研究代表者

浅野 達雄  東京女子医科大学, 医学部, 博士研究員 (60708080)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードリンパ節転移 / がん転移 / リンパ節ストローマ細胞 / マクロファージ / がん再発 / がん微小環境
研究開始時の研究の概要

がん治療後の再発に関する有効な予防法は確立していない。 がん細胞の増殖・浸潤・転移のしやすさは、がん細胞と微小環境との相互関係が深く関わっている。がんの再発を模した実験モデルは確立しておらず、再発時のがん微小環境の理解は十分には進んでいなかった。本研究では、再発時の免疫学的がん微小環境を検証するために、(1)がん再発モデルの構築と臓器別がん微小環境の解析、(2)臓器別の再発誘導性がん細胞株の樹立と遺伝子発現の解析、(3)再発誘導因子を過剰発現/欠失した がん細胞株を用いた再発モデルの解析、を行う。最終的に、がん再発予防に有効な標的分子の同定を目指す。

研究成果の概要

我々はリンパ節転移の機序解明に焦点をおいた。リンパ節細網線維芽細胞のサブセットのうちリンパ節濾胞の最外層に局在し辺縁洞を裏打ちする辺縁細網細胞(MRC)に着目し、定常状態・前転移状態・転移後におけるMRCの遺伝子変化を RNA-seqによって解析した。その結果、転移前後における特徴的な遺伝子発現変化を認めたため遺伝子変化に着目し遺伝子欠損マウスの作製を試みた。候補遺伝子によってはリンパ節欠損の表現系があり転移実験の評価が困難であるため候補遺伝子のスクリーニングにウイルスによるリンパ節への遺伝子導入を計画したが、効率が悪く手法の改良を試みている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、リンパ節へのがん転移が起点となって遠隔転移が起きることが報告されているため、我々はリンパ節転移の機序解明に焦点をおいた。定常状態・前転移状態・転移後における辺縁細網細胞の遺伝子変化を RNA-seqによって解析しリンパ節転移前後における遺伝子変化の網羅的解析を行った。その結果、転移前後における特徴的な遺伝子発現変化を認めた。これらの遺伝子変化の意義を突き止めることで、リンパ節転移や遠隔転移の予防につながることが期待できる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] OPG Production Matters Where It Happened.2020

    • 著者名/発表者名
      Tsukasaki M, Asano T, Muro R, Huynh NC, Komatsu N, Okamoto K, Nakano K, Okamura T, Nitta T, Takayanagi H
    • 雑誌名

      Cell Rep

      巻: 32 号: 10 ページ: 1-10

    • DOI

      10.1016/j.celrep.2020.108124

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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