研究課題/領域番号 |
20K16294
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49070:免疫学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
張 晨陽 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (40768363)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | neurodegeneration / microglia / EAE / multiple sclerosis / Multiple Sclerosis |
研究開始時の研究の概要 |
Effective therapies targeting at SP-MS are still lacked due to limited knowledge of pathogenic mechanisms. This research is to figure out possible interaction between Th cells, CNS APCs and microglia under chronic inflammatory condition, providing novel insights for pathogenesis of SP-MS.
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研究成果の概要 |
神経変性の病理学的プロセスは非常に複雑であり、メカニズムはよく解明されていない。 この研究では、神経免疫相互作用がEomes+Th細胞関連神経変性への移行に本質的な役割を果たすことを示しています。 この移行は、中枢神経系におけるIFN-Iの蓄積と、病原性Eomes+Th細胞の誘導と並行したミクログリアにおける表面マーカーClec7aのアップレギュレーションに関連しています。 さらに、long interspersed nuclear element-1 (L1)を、ミクログリアからのIFN-Iの顕著な誘導因子として、またCNS Th細胞に提示される優勢な原型抗原として同定しました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究により、慢性炎症がミクログリアとEomes+ Th細胞の機能変動を誘発することが明らかになった。これらの免疫細胞の活性化は、これまで知られていなかった機能的な悪循環を引き起こし、自己抗原の異所性発現を通じて神経変性に至ることが明らかになった。本研究により、免疫細胞を介した神経変性につながる神経炎症のハブとして、ミクログリアが重要な役割を担っていることを強く示唆している。
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