研究課題/領域番号 |
20K16412
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
谷 総一郎 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (40721022)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | Synuclein-γ / シヌクレインγ / 大腸癌 / シヌクレイン ガンマ / シヌクレイン ガンマ / 癌転移 / シヌクレイン-ガンマ |
研究開始時の研究の概要 |
多くの癌腫で転移は強い予後規定因子であるが、転移は多段階に制御されている ことが知られており、その機序については十分解明されていない。シヌクレイン-ガンマは神経フィラメントの一つであり、これまでにシヌクレイン-ガンマの発現が癌進展、転移で上昇すると報告されている。一方で、癌遠隔転移におけるシヌクレイ ン-ガンマの分子生物学的機序については明らかでない。本研究はシヌクレイン-ガンマ に注目し、癌転移の機序解析とシヌクレイン-ガンマの分子生物学的意義を解明することを 目的とする。
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研究成果の概要 |
synuclein-γは、神経フィラメントのひとつで様々な癌においてsynuclein-γの発現が予後因子として報告されている。大腸癌の遠隔転移におけるsynuclein-γの分子生理学的機序については明らかでない。本研究はsynuclein-γに 注目し、癌転移の機序解析とsynuclein-γの分子生物学的意義を解明することとした。 synuclein-γは神経繊維であり、染色条件をパラフィンセクションを用いて検討した。臨床検体を用いて行った検討ではsynuclein-γ陽性の腫瘍ではT 細胞の浸潤が低く、免疫応答に関与している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大腸癌は、2017年悪性疾患罹患数が男女合わせて1位であり、対策が必要な疾患の一つである。大腸癌において遺伝子変異の重要性などが明らかになっているがSynuclein-γに関しては未だ十分ではない。Synuclein-γは神経繊維の一つの因子であり、がん微小環境におけるSynuclein-γの重要性を解明することで癌の治療やバイオマ ーカーの開発につながる可能性がある。
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