研究課題/領域番号 |
20K16446
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
名部 彰悟 愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (20795033)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | CD8+ T cell / Glutamine metabolism / immunotherapy / グルタミン代謝 / 疲弊 / 細胞免疫療法 / CD8陽性T細胞 / 養子免疫療法 / CD8+ T細胞 / 抗腫瘍免疫 / メモリーT細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
がん細胞を攻撃できるリンパ球(T細胞)を体外で培養して患者に投与する養子免疫療法は、難治性の悪性腫瘍を克服する治療法として期待されていますが、投与した後も長期的にがん細胞に対する効力を維持するT細胞を作成するのが難しく、T細胞の培養手法は未だ発展途上です。本研究では、培養の際にT細胞がグルタミンというアミノ酸からエネルギーを得る機構を阻害することで、T細胞の老化を抑えることができる仕組みを活用し、それをヒトにおける養子免疫療法の成績向上に活用する方法を研究・開発します。
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研究成果の概要 |
我々は先行研究で、マウスの脾臓から分離したCD8+ T細胞をグルタミン代謝を抑制した環境で培養することで、抗原提示を受けた際のT細胞の疲弊を抑制し、悪性腫瘍に対する抗腫瘍活性の高いT細胞を培養する技術を確立した。本研究では、この手法をヒトの末梢血から分離したT細胞に応用する技術を開発することを試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
悪性疾患に対する細胞免疫療法は近年著しい発展を遂げており、次々と新しい薬剤/技術が臨床応用されている。本研究の目指す技術は、細胞免疫療法における免疫細胞の抗腫瘍活性を高める手法であり、これまでの治療では免疫細胞が疲弊して十分な抗腫瘍効果を得られない症例が一定数存在したのを減らし、細胞免疫療法の奏効率を高めることができると期待できる。
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