研究課題/領域番号 |
20K16536
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
康村 誠希 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (10784051)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 貧血 / 心不全 / 慢性腎臓病 / 鉄代謝調節機構 / 内科学 / 鉄 / 十二指腸 |
研究開始時の研究の概要 |
心不全患者は約半数が貧血を合併することが知られており、貧血は心不全患者の独立した予後規定因子である。貧血の治療は鉄剤や赤血球造血刺激因子製剤などの方法が試みられているが、予後改善効果については未だに示されていない。我々はこれまでに心不全モデル動物を用い、心不全合併貧血の分子機構を検討してきた。そして心不全モデル動物では生体内鉄代謝調節機構に異常があることを明らかにした。本研究では、心不全における生体内鉄代謝機構に着目し、心不全合併貧血に対する新規治療法について、臨床応用へと展開していくための研究基盤の確立を目指す。
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研究成果の概要 |
心不全患者は、貧血を合併することが多い。本研究では、心不全合併貧血における生体内鉄代謝調節機構、特に十二指腸における鉄吸収関連蛋白の役割について、基礎研究より検討した。主に、心不全モデル動物を用いてプロリン水酸化酵素阻害薬の効果を検討したところ、十二指腸における鉄吸収蛋白発現が上昇し、心不全合併貧血は改善傾向に進むことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者人口の増加に伴い、心不全患者数は増加の一途を辿っている。これまでの心不全の病態解明により、様々な心不全治療薬が使用されているが、心不全患者の予後はいまだ不良であり、新たな治療介入法が期待されている。本研究では、心不全患者の予後規定因子である貧血に着目し、生体内鉄代謝調節機構、特に十二指腸における鉄吸収関連蛋白が心不全に合併する貧血の治療標的になる可能性を、基礎研究より明らかにした。本研究成果は心不全合併貧血の新規予防及び治療法開発に寄与するため、学術的意義、社会的意義は高いと考える。
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