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多発性骨髄腫細胞におけるRNAメチル化を介したmicro RNA発現異常の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K16541
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関群馬大学

研究代表者

笠松 哲光  群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (60737542)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワードmicro RNA / m6Aメチル化 / 多発性骨髄腫 / RNAメチル化 / METTL3 / メチル化
研究開始時の研究の概要

多発性骨髄腫(MM)はその予後は改善してきているが、未だ治癒が望めず、治療成績の向上および予後予測マーカーの開発が社会的に求められている。申請者らはMM細胞における他の様々な遺伝子の発現を制御しているmicro-RNA(miRNA)の発現異常を発見した。しかし、その発現調節機構は不明な部分が多い。本研究では、RNAメチル化がmiRNAの生成と安定性に関与するという近年の報告に基づき、MM細胞におけるmiRNAのメチル化とその発現との関連を明らかにし、miRNAの発現異常の原因を明らかにすることで、MM細胞の悪性化メカニズムの解明と新たな予後予測バイオマーカーの開発・治療法への臨床応用を目指す。

研究成果の概要

多発性骨髄腫(MM)細胞株におけるmature miRNAのm6aメチル化をmiR-137に着目して解析した。プロテアソーム阻害薬の添加によりmiR-137のm6Aメチル化比率の上昇とmiR-137発現量の発現維持が確認できた。MM細胞株ではm6Aメチル化酵素METTL3のmRNA発現は低発現であり、一方で脱m6Aメチル化酵素FTOおよびALKBH5のmRNAは発現が維持されていた。また、プロテアソーム阻害薬の添加により脱m6Aメチル化酵素のmRNAの低下が認められたことから、MM細胞におけるm6Aメチル化制御は脱m6Aメチル化酵素群の発現により制御されることが示唆される。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究にて、miRNAの発現が転写後修飾であるm6Aメチル化により制御されることが示唆された。今後、m6Aメチル化修飾を受けるさらなるmiRNAの同定や薬剤耐性との関連を解明することで、腫瘍におけるmiRNAの発現異常解明へとつながることが予想される。さらに、m6Aメチル化を対象とした新たな治療開発およびバイオマーカーとしての応用が期待される。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 多発性骨髄腫細胞におけるmicro RNAメチル化の検討2023

    • 著者名/発表者名
      糸井悠晏
    • 学会等名
      第24回日本検査血液学会学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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