研究課題/領域番号 |
20K16569
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
半澤 健 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, 研究員 (00808347)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 糖鎖 / 遊離糖鎖 / がん / 尿 / 高速液体クロマトグラフィー / 質量分析 / 選択反応モニタリング / 腫瘍マーカー / HPLC / LC/MS |
研究開始時の研究の概要 |
がん化に伴い増加する糖鎖は腫瘍マーカーとして臨床検査において利用されている。現在利用されている糖鎖は糖タンパク質・糖脂質といった複合糖質として存在するものである。一方、遊離糖鎖もまた、がん細胞における異常産生が確認されており、新規腫瘍マーカーとしての可能性が期待できるものの、研究はあまり進められていない。そこで本研究では尿中に排出される遊離糖鎖に着目した腫瘍マーカーの開発を目指す。がん患者の尿検体を用い特異的に増加する腫瘍マーカー候補糖鎖を探索し、臨床へ利用可能かどうかのバリデーションへと進めていく。また臨床利用への足掛かりとなるような糖鎖定量法の迅速化についても検討する。
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研究成果の概要 |
がん化に伴い増加する糖鎖は腫瘍マーカーとして臨床検査において利用されている。現在利用されている糖鎖マーカーは複合糖質(糖タンパク質・糖脂質)として存在するものである。一方で、他分子に結合せずに存在する遊離糖鎖に関する研究はあまり行われていなかった。本研究ではがん患者の尿中に排出される遊離糖鎖に着目し、新規腫瘍マーカー候補の探索を行った。糖鎖は液体クロマトグラフィーと質量分析に基づく手法で解析した。結果として、一部のがん患者において特徴的な増加傾向を示す遊離糖鎖群を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖鎖はこれまでも腫瘍マーカーとして広く用いられ、また、さまざまな研究が行われてきた。本研究は遊離糖鎖に着目するという点で新しい試みであり、現在までの糖鎖マーカー研究をさらに発展させるものである。また、尿中遊離糖鎖の詳細なプロファイリングは、がんを含む疾患と糖鎖の生合成・代謝に関する新たな知見を提供するものである。
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