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遺伝性筋萎縮性側索硬化症の新規原因遺伝子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 20K16580
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52020:神経内科学関連
研究機関広島大学 (2021)
香川大学 (2020)

研究代表者

久米 広大  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 准教授 (20592314)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード筋萎縮性側索硬化症 / 次世代シーケンサー
研究開始時の研究の概要

対象とするのは、同一地域を由来とするALSの2家系である。ハプロタイプ解析の結果から共通の原因遺伝子を有していると考えられ、候補領域には既知の原因遺伝子が無く、新規原因遺伝子を有している可能性が高い。本研究では2家系のALS患者3名のエクソーム解析および全ゲノム解析を行い、原因遺伝子の同定を目指す。そして連鎖解析やハプロタイプ解析による候補領域のバリアントを探索し、候補遺伝子を抽出する。候補遺伝子については約1000例のALS検体を用いてスクリーニングを行う。

研究成果の概要

家族性筋萎縮性側索硬化症(ALS)の2家系のロングリードシーケンサーを用いた遺伝学的解析により、ALSの新規原因遺伝子を同定した。スクリーニングを行い、別の2家系、孤発例2例に同定したバリアントを見出した。さらに、ロングリードシーケンサーによるシークエンスにより、リピート配列を決定した。DNAメチル化についての解析では、リピート周囲のDNAメチル化に変化を認めなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

筋萎縮性側索硬化症の病態については未解明な部分が多くあり、根本的な治療法がないのが現状である。本研究により、新規の原因遺伝子が同定されたことにより、筋萎縮性側索硬化症の新たな分子病態の解明につながる可能性がある。
また、本研究で用いた古典的な遺伝学的手法とロングリードシーケンサーを用いた解析は、他の遺伝性疾患にも応用可能であり、ショートリードシーケンサーでは同定できないバリアントの同定の成功例として意義がある。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Novel monoallelic variant in ERLIN2 causes spastic paraplegia converted to amyotrophic lateral sclerosis2021

    • 著者名/発表者名
      Kodai Kume, Masaki Kamada, Yoshimitsu Shimatani, Tadayuki Takata, Yuishin Izumi, Hideshi Kawakami
    • 雑誌名

      Journal of the Neurological Sciences

      巻: 430 ページ: 119984-119984

    • DOI

      10.1016/j.jns.2021.119984

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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