研究課題/領域番号 |
20K16603
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
松原 崇一朗 熊本大学, 病院, 助教 (20772156)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 脳卒中 / てんかん / 脳波 / 急性症候性発作 / 脳梗塞 / 脳出血 / けいれん |
研究開始時の研究の概要 |
脳卒中後てんかんは脳卒中後の生活水準低下、神経学的後遺症の悪化、死亡に関連する合併症の1つである。そこで本研究は、1.急性期脳卒中診療については、前向き多施設共同観察研究として臨床項目の評価と解析を行い、2.てんかん発症について は、熊本県内の登録研究データベース(K-STREAM)を利用し調査を行う。以上の調査や解析を通して、てんかん原性(Epileptogenesis)となる臨床因子を明らかにする共に、将来検討されるてんかん原性抑制のための前向き介入試験の一助となる事が期待できる。
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研究成果の概要 |
実態調査研究として、急性期脳梗塞の診断で入院した患者に対して、現在,患者背景、画像検査、脳波所見など収集し急性症候性発作、および脳卒中後てんかん発症の頻度を前向きに登録している.研究内容の報告として,日本臨床神経生理学会の機関紙である「臨床神経生理学」に「脳卒中のおける急性症候性発作の神経生理」と題して,急性期脳卒中における急性症候性発作とその後のてんかん発症について概説した原著論文が採択された.脳卒中後のてんかんと認知症の発症について,総説を国際誌に投稿予定としている.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を介して,急性期脳血管障害における急性症候性発作及びその後のてんかん発症についての知見が深まり,てんかん発症の病態解明の一助となることが予測される,また急速に脳卒中後てんかんにおいては,てんかん非合併患者よりも,認知機能が低下することが知られており,脳卒中後てんかんと血管性認知症の発症機序は、脳卒中患者では重複する傾向があることが示唆された.脳卒中後のてんかんや認知症について,さらに研究調査することで,高齢化社会となった日本の,健康寿命の増進に将来的に寄与すると考えられる.
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