研究課題
若手研究
運動ニューロンと骨格筋の相互作用を一つの機能単位(神経筋ユニット)として捉えた疾患モデルの報告は乏しく、その分子病態は不明な点が多い。本研究では、ヒトiPS細胞から誘導した運動ニューロンと骨格筋を共培養し、その相互作用を解析するためのシステムを開発する。そのために、(1)ヒトiPS細胞由来運動ニューロンと骨格筋によるNMJの形成をリアルタイムに解析するシステムの構築(2)オプトジェネティクスと微小電極アレイを用いた、NMJの機能性評価(3)開発したシステムを用いた、運動ニューロン疾患や筋疾患患者由来iPS細胞における、NMJを標的とした病態解析や治療開発への応用を目的としている。
(1)薬剤スクリーニングシステムの開発:NMJ形成と神経細胞死を指標としたスクリーニングシステムを構築した。(2)疾患iPS細胞を用いたNMJ病態の解明:NMJの病態を一部捉えることに成功した。
2: おおむね順調に進展している
NMJの病態を一部捉えることができたため、概ね順調に進展していると考えられる。
分子病態の解明と薬剤スクリーニングを進めていく予定である。
すべて 2022 2021 2020 2019
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 1件)
Journal of Neuroscience
巻: 42 号: 47 ページ: 8881-8896
10.1523/jneurosci.0455-22.2022
Lab on a Chip
巻: 21 号: 10 ページ: 1897-1907
10.1039/d1lc00048a
120007169522
bioRxiv
巻: 11.22.468571
IBRO Reports
巻: 22 ページ: 276-289
10.1016/j.ibror.2020.10.004
Mol. Brain
巻: 13 号: 1 ページ: 18-18
10.1186/s13041-020-0561-1
Neurosci. Res.
巻: - ページ: 30043-2
10.1016/j.neures.2020.01.015
Cell Rep.
巻: 30 号: 4 ページ: 1195-1207
10.1016/j.celrep.2019.12.064