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生理的および認知的過覚醒の残存は大うつ病性障害の再発準備性を予測するか

研究課題

研究課題/領域番号 20K16615
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関秋田大学

研究代表者

竹島 正浩  秋田大学, 医学系研究科, 講師 (60778736)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードHyperarousal / Depression / うつ病 / 過覚醒 / HPA軸
研究開始時の研究の概要

生理的過覚醒とは覚醒レベルの上昇と関連した生理現象を指し、脳波的指標に限らず、交感神経シフト、視床下部-下垂体-副腎系機能亢進など幅広い生理現象に認められ、うつ病の病態に関連した神経基盤の1つと考えられている。生理的過覚醒はうつ病が回復しても残遺する場合があり、再発準備性を高める大きな要因になると推察されているが、測定が容易ではないため、診療現場で広く活用されていない。そこで本研究では、生理的過覚醒指標の代替指標として認知的過覚醒に着目する。日本語版認知的過覚醒尺度(HAS-J)を用い、うつ病患者においてHAS-Jが生理的過覚醒の代替指標となり得るかを調査する。

研究成果の概要

本研究の目的は寛解したうつ病患者において認知的過覚醒がうつ病の再発を予測するかを探索することである。入院治療によって大うつ病性障害が寛解した患者について退院時に認知的過覚醒尺度を取得し、認知的過覚醒が退院後1年以内のうつ病再発を予期する因子になるかを調査した。しかしながら、高過覚醒群と低過覚醒群で再発率に差はなく、認知的過覚醒尺度がうつ病再発マーカーであることを示すことはできなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は認知的過覚醒尺度がうつ病再発マーカーであることを示すことはできなかったが、本研究はサンプル数の小さい探索的試験であるため、今後更なる研究が必要である。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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