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問題飲酒者に対するオンライン版飲酒日記の効果検証と新たなプログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K16637
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関地方独立行政法人佐賀県医療センター好生館(総合臨床研究所)

研究代表者

角南 隆史  地方独立行政法人佐賀県医療センター好生館(総合臨床研究所), 総合臨床研究所, 医師・医療系職員 (20796924)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード減酒支援 / アルコール依存症 / 多量飲酒 / オンライン / ブリーフ・インターベンション / アルコール / 早期介入
研究開始時の研究の概要

わが国には多量飲酒者が数百万人いるが、そのうち専門的な治療を受けている者は数万人しかいない。これは治療を受けることのできる場所が限られていること、時間や費用がかかることなどが原因であると考えられる。
こういった問題を解決するために本研究では、お酒の飲み過ぎに関してパソコンやスマートフォン(オンライン)で介入を行うプログラム(SNAPPY-DOCプログラム)の効果判定(飲酒量を減らせるかどうか)を行う。そして新たなオンラインのプログラムを開発し、一般公開を目指す。
本研究により、これまで治療を受ける機会のなかった多量飲酒者が、自らのお酒の飲み過ぎに向き合うことができると期待できる。

研究成果の概要

本研究では、1)職域で行ったSNAPPY-DOCプログラム(日々の飲酒量をオンラインで記録し、フィードバックが得られるプログラム)の効果検証研究を論文化し英文誌に掲載した。2)総合病院でSNAPPY-DOCプログラムの利便性調査を行い、このプログラムを一般公開した。 https://snappydoc.udb.jp/ 3)オンラインで問題飲酒について振り返りを行うワークブックを作成し、一般公開した。
一般公開後も、様々な職域でプログラムを実施し、効果検証や利便性の確認を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、SNAPPY-DOCプログラムの効果検証および利便性の調査、そしてオンラインで問題飲酒について振り返りを行うワークブックを作成した。その後、大手飲料メーカーなどとともに、さまざまな職域の多量飲酒者に対してSNAPPY-DOCプログラムを利用していただき、効果検証や利便性の検証を行っている。
また、SNAPPYプログラムの一つである、SNAPPY-PANDAプログラム(自らの飲酒量が簡単に調べられるプログラム)は、2024年2月に厚生労働省が作成した「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」の一般市民向け広報資料の中に掲載されている。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (37件)

すべて 2024 2023 2022 2021 2020 その他

すべて 雑誌論文 (15件) (うち査読あり 10件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (17件) 図書 (3件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] 【リハビリテーション医療の現場で知っておきたい精神科関連の実践的知識】日常臨床に役立つアルコール健康障害への介入方法2024

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 雑誌名

      MEDICAL REHABILITATION

      巻: 297 ページ: 48-54

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [雑誌論文] アルコール依存症と運転免許 依存症の重症度・治療目標と運転免許制度の変遷2023

    • 著者名/発表者名
      角南 隆史, 杠 岳文, 齋藤 利和, 宮田 久嗣, 西谷 陽子, 露木 寛之, 樋口 進
    • 雑誌名

      日本アルコール・薬物医学会雑誌

      巻: 58 ページ: 9-22

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] アルコール依存症と運転免許 依存症の重症度・治療目標と運転免許制度に関するアンケート調査2023

    • 著者名/発表者名
      角南 隆史, 杠 岳文, 齋藤 利和, 宮田 久嗣, 西谷 陽子, 露木 寛之, 樋口 進
    • 雑誌名

      日本アルコール・薬物医学会雑誌

      巻: 58 ページ: 82-98

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] SNAPPYプログラムのご紹介 多量飲酒・アルコール依存症に対するWEB上の介入ツール2023

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 雑誌名

      好生

      巻: 2023 ページ: 37-39

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [雑誌論文] 【依存症治療の現在】総合病院で減酒外来を始めてみたら2022

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 雑誌名

      精神医療

      巻: 6 ページ: 54-62

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 減酒指導における飲酒に関する目標の立て方2022

    • 著者名/発表者名
      角南 隆史, 宋 龍平
    • 雑誌名

      日本アルコール関連問題学会雑誌

      巻: 24 ページ: 119-123

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ないないづくしの総合病院でも始められる『アルコール・チーム医療』せん妄対策から始まる,総合病院内での「アルコール・チーム医療」2022

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 雑誌名

      総合病院精神医学

      巻: 34

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 【精神科臨床ライブ】(第13章)精神科救急事態 「夜に眠れず,落ち着かず,壁に文字が書いてありました」 アルコール離脱せん妄/けいれん2022

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 雑誌名

      精神科治療学

      巻: 37 ページ: 308-311

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] A randomized controlled trial of the web-based drinking diary program for problem drinking in multi workplace settings2022

    • 著者名/発表者名
      Sunami Takashi、So Ryuhei、Ishii Hironobu、Sadashima Eiji、Ueno Takefumi、Yuzuriha Takefumi、Monji Akira
    • 雑誌名

      journal of Occupational Health

      巻: 64 号: 1 ページ: n/a

    • DOI

      10.1002/1348-9585.12312

    • ISSN
      1341-9145, 1348-9585
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 職域ですぐに使える減酒支援プログラムのご紹介~ABCDプログラム~2021

    • 著者名/発表者名
      Sunami Takashi、Kawai Maiko、Sakurai Junko、Shirasaka Tomohiro、Tezuka Yukio、Nagamine Hiroko、Maesato Hitoshi、Yumoto Yosuke、Yoshimoto Hisashi、Adachi Yoshiko、Yuzuriha Takefumi
    • 雑誌名

      産業衛生学雑誌

      巻: 63 号: 6 ページ: 324-328

    • DOI

      10.1539/sangyoeisei.2020-044-W

    • NAID

      130008120186

    • ISSN
      1341-0725, 1349-533X
    • 年月日
      2021-11-20
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] アルコール使用障害への早期介入プログラム2021

    • 著者名/発表者名
      角南隆史、杠岳文
    • 雑誌名

      医学のあゆみ

      巻: 別冊 ページ: 137-145

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書 2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 佐賀県医療センター好生館における減酒外来2021

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 雑誌名

      Pharma Medica

      巻: 39 ページ: 106-107

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] アルコール関連問題が社会に与えるインパクト2020

    • 著者名/発表者名
      角南隆史、杠岳文
    • 雑誌名

      ストレス科学

      巻: 34 ページ: 171-182

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 佐賀県医療センター好生館におけるアルコール健康障害への取り組みと、その効果について2020

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 雑誌名

      総合病院精神医学

      巻: 32 ページ: 254-261

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 総合病院外来患者の飲酒量と減酒のニーズ、および減酒支援を受けた経験(実態調査報告)2020

    • 著者名/発表者名
      角南隆史、宋龍平、石井博修、福田貴博、石丸正吾、杠岳文
    • 雑誌名

      総合病院精神医学

      巻: 32 ページ: 157-166

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 連携しなくても何とかなるアルコール問題対策2024

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 学会等名
      第35回九州アルコール関連問題学会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] アルコール問題の評価、診断、治療理論2024

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 学会等名
      第35回九州アルコール関連問題学会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] アルコール依存症・有害使用の治療格差を埋める決定打は総合病院での診療である せん妄対策から始める,総合病院でのアルコール健康障害対策2023

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 学会等名
      第36回日本総合病院精神医学会総会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] アルコール使用障害患者を日常診療で診るために:非専門の医療スタッフでも使える短時間の簡易アプローチ SNAPPYプログラム アルコール使用障害に対するWEB上の介入ツール2023

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 学会等名
      第119回日本精神神経学会学術総会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] ICTを用いた飲酒問題の1次予防・2次予防2023

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 学会等名
      2023年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] ブリーフ・インターベンションの基礎とこれまでのエビデンス2022

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 学会等名
      ブリーフ・インターベンション&HAPPYプログラム研修
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] オンライン版飲酒日記のご紹介SNAPPY-DOC プログラム2022

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 学会等名
      第344回アルコール関連問題予防研究会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] アルコール依存症の医療連携2022

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 学会等名
      2022年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] ないないづくしの総合病院でも始められる『アルコール・チーム医療』2022

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 学会等名
      第35回 日本総合病院精神医学会総会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] アルコール性肝障害とハームリダクションの可能性2022

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 学会等名
      第42回アルコール医学生物学研究会学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 「がまん」から「よろこび」に変わる、総合病院精神科での減酒治療2021

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 学会等名
      2021年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 医療機関、職域、地域でICT機器を用いたアルコール健康障害に対する介入2021

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 学会等名
      2021年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 総合病院内から展開する様々な依存症治療 これからの依存症治療 若手からの提言2021

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 学会等名
      第34回日本総合病院精神医学会総会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] ウェブ上のツール(SNAPPYプログラム)を用いた総合病院精神科での「減酒外来」2021

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 学会等名
      第34回日本総合病院精神医学会総会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 総合病院精神科におけるアルコール健康障害への取り組みと、「減酒外来」について2021

    • 著者名/発表者名
      角南隆史
    • 学会等名
      第117回日本精神神経学会学術総会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 問題飲酒者に対するオンライン版飲酒日記の有効性の評価(パイロットRCT)2020

    • 著者名/発表者名
      角南隆史、宋龍平、石井博修、貞嶋栄司、上野雄文、杠岳文、門司晃
    • 学会等名
      第116回日本精神神経学会学術総会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 当院におけるアルコール健康障害への取り組みと、「減酒外来」について2020

    • 著者名/発表者名
      角南隆史、花房喜代治、渡邊浩子、石井博修
    • 学会等名
      第33回日本総合病院精神医学会総会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] 物質使用症又は嗜癖行動症群性別不合 (担当:分担執筆, 範囲:物質使用症の治療 心理社会的治療)2023

    • 著者名/発表者名
      角南隆史、杠岳文
    • 総ページ数
      598
    • 出版者
      中山書店
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [図書] 内科医・かかりつけ医のためのアルコール使用障害治療ハンドブック2023

    • 著者名/発表者名
      成瀬暢也
    • 総ページ数
      280
    • 出版者
      新興医学出版社
    • ISBN
      9784880029238
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [図書] やってみたくなるアディクション診療・支援ガイド2021

    • 著者名/発表者名
      松本俊彦、佐久間寛之、蒲生裕司
    • 総ページ数
      446
    • 出版者
      文光堂
    • ISBN
      9784830636295
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [備考] キリンホールディングスのプレスリリース

    • URL

      https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2023/0208_01.html

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [備考] 健康に配慮した飲酒に関するガイドラインについて(厚生労働省)

    • URL

      https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38541.html

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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