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双極性障害発症ハイリスク状態の研究:診断基準の確立と行動・認知的変化の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K16663
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関東北大学

研究代表者

桂 雅宏  東北大学, 大学病院, 助教 (50535151)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード早期介入 / 双極性障害 / ハイリスク / 評価尺度
研究開始時の研究の概要

双極性障害発症ハイリスク状態(Bipolar At-Risk:BAR)に対する評価尺度SIBARS(Semistructured Interview for BAR State)を邦訳し、信頼性の確かめられた日本語版SIBARSを確立する。次に、それを用いたBARの前方視的観察研究と診療録の後方視的調査を実施し、臨床症候や併存症などBARの横断的性質、双極性障害への移行率、精神病やそのリスク状態との関係性について検討する。また生物・心理・行動学的マーカーを併せて調査することで、顕在発症前後の変化を同定すると共に、臨床症候による予測を補完し得る有用な予測因子の組み合わせを検討する。

研究実績の概要

精神病性障害発症危険群に対する早期発見・介入研究の進展の流れを受け、近年、双極性障害に対してもこれを援用した診断基準の開発、運用が試みられている。本研究ではまず、双極性障害の発症リスク状態(Bipolar At-Risk:BAR)を同定するために開発されてきた診断基準に関する文献的検索を改めて行い、現在世界で公表されている主要な4つの診断基準を同定した。各々について、レビューを行うための準備として診断基準の作成者に連絡をとり、評価尺度や使用マニュアルの提供を依頼した。返答を得られなかったひとつを除く代表的な3つの評価尺度については、詳細なマニュアルを譲り受けるか、もしくは具体的に用いる評価基準についての返答を得ることができた。入手できた評価尺度に関しては、概要について邦文誌での報告を予定している。
その中で、本研究で当初使用予定であった「BARのための半構造化面接(SIBAR(Semistructured Interview for Bipolar At Risk States))に関しては、開発者と特に密に連絡をとり、最新版尺度の提供を依頼した。しかし、開発者側の都合(尺度の改定時期に当たってしまい、改訂版尺度の発表後まで待つ必要が生じてしまったこと、新型コロナウイルス蔓延の影響でそれがさらに遅延したこと)により、尺度の入手時期が予定よりも大幅に遅延した。加えて、申請者自身の自己都合により、予定していた研究期間(3年間)を待たず、2年目終了時点で研究機関を辞することとなった。そのため、予定していた後方視的研究、縦断追跡研究に関しては、やむを得ず遂行を断念した。

報告書

(2件)
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 精神疾患、特に精神病性疾患の早期発見・早期支援の歩み-社会・臨床的な視点から―2021

    • 著者名/発表者名
      桂 雅宏、冨本和歩
    • 学会等名
      第40回日本社会精神医学会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2022-12-28  

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