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弁証法的行動療法グループスキル訓練に対するバイオフィードバックの有効性の検証

研究課題

研究課題/領域番号 20K16667
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

橘 輝  新潟大学, 医歯学系, 客員研究員 (00749385)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2022年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
キーワード弁証法的行動療法 / 境界性パーソナリティ障害 / バイオフィードバック / ウェアラブルデバイス / グループスキル指導
研究開始時の研究の概要

この研究は、境界性パーソナリティ障害という、感情や行動の不安定な患者さん達に対する治療法として海外で有効性が示されている、弁証法的行動療法の治療効果を向上させることを目的としています。
この治療の効果は、自分の内面を観察したり、感情や行動をコントロールするための技術(スキル)を身につけるために、患者さん達がグループで練習し、日常生活の中で実践することで得られます。
この研究では、衣類に貼り付けるだけで呼吸数などの生体情報を計測できる機器を使用し、タブレット等の端末を用いて患者さん自身がリアルタイムでその生体情報を観察することで、スキルの効率的な習得と治療効果の改善が得られるかどうかを検証します。

研究実績の概要

令和2年からのCOVID-19感染症流行に伴い、当初研究での使用を予定していたSpireヘルスタグの販売元である米国SpireHealth社が、同年4月時点でデバイスの研究目的での使用を呼吸器疾患に限定したため、契約が保留となり、同年11月、代理店から正式に研究目的での契約が不可能である旨の連絡があった。Spireヘルスタグの使用を断念し、令和3年度に代替機器を検討し、呼吸計測用に同SpireHealth社のSpireストーンを、脈拍測定用にGarmin社のスマートウォッチVenu Sqを購入した。しかし、予備実験として健常者を対象に両デバイスを用いて日常生活における生理学的指標の取得を試みたところ、当初1つのデバイスで取得可能と考えていた生理学的指標のデータを時系列的に同期することが困難であることが判明した。
また、感染対策としてCOVID-19流行下の米国で実施されているDBTのオンラインでのグループスキル指導を模索し、令和3年3月末に開催されたオンラインDBTグループスキル指導に関する研修を受けた。しかし、検討の結果、オンラインにおける治療エビデンスが海外も含め乏しいこと、スキル指導の影響で参加者の精神状態が不安定になった際にオンラインでは対応が困難であることなどの理由で断念した。
令和4年度は、COVID-19流行の終息を期待したが、オミクロン株流行に伴うCOVID-19感染者数増加が著しく、参加者の感染予防に万全を期した形での研究継続は困難であると判断し、当該研究の廃止を決定した。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-12-25  

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