研究課題/領域番号 |
20K16726
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
渡邊 慶明 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (80769612)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 心臓サルコイドーシス / PET-MRI / 心臓MRI |
研究開始時の研究の概要 |
心臓に発症したサルコイドーシス症は予後が悪く、早期発見と最適な治療が必要となる。しかし実臨床では、心サ症は多彩な病態を示すること、侵襲的な心筋生検を用いても診断には難渋することにより、治療介入が遅れるケースがしばしば経験される。本研究では心臓サルコイドーシスの早期発見および治療介入評価を行うためのPETMRIによる非侵襲的な画像評価法の検討に加え、その知見を応用しPET-MRIをハブとして、心サ症の心臓MRIによる新しい画像評価法および定量化を可能にすることを目的としている。
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研究実績の概要 |
i)についてごく少数の研究ながら前向きでの研究において、PETMRIで炎症を可視化できることがあきらかになった。この成果はVisualization of intensive atrial inflammation and fibrosis after cryoballoon ablation: PET/MRI and LGE-MRI analysis. としてJ Arrhythm.)に掲載された ii) 呼吸性ゲーティング(rg),心臓性ゲーティング(cg),デュアルゲーティング(dg)(両者の組み合わせ)ではcgではSUVの値に若干の優位性が見られた。rgとdgではとくに優位性は見られなかった。同期による位置を再現することよりも十分な収集時間を取ることが重要なことがわかった。Negative Dataのため論文化はかなわなかったが今後PETMRIにより心臓を撮影を行う際に非常に重要な知見であると考える。2020ECRで発表をおこなった iii)先行研究のMRIを利用したECVの結果と同様、CTでのECVも極めて正確にTAVI後の予後を予測できることがあきらかになった。これはMRIを使用せずともCTで定量評価が可能になるということを示唆している。この研究はPrognostic Impact of Myocardial Extracellular Volume Fraction Assessment Using Dual-Energy Computed Tomography in Patients Treated With Aortic Valve Replacement for Severe Aortic Stenosis.としてJ Am Heart Assoc.に掲載された。
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