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iPS細胞からの造血分化誘導系への照射実験による治療関連MDS発症機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K16795
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

阿左見 祐介  福島県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (40867248)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード治療関連骨髄異形成症候群 / iPS / 分化誘導 / 放射線照射 / 骨髄異形成症候群 / iPS細胞 / 造血幹細胞 / 放射線治療 / MDS / 治療関連骨髄異形成 症候群 / 造血前駆細胞 / iPS 細胞 / 放射線
研究開始時の研究の概要

治療関連骨髄異形成症候群の発症数は増えると予想される。MDSは造血前駆細胞(HPC)に複数の遺伝子異常が蓄積されクローナルな細胞増殖をきたすことで発症するといわれている。我々はヒトiPS細胞からCD34陽性のHPCを分化誘導する実験系を確立した。iPS細胞からHPCへの分化の過程で放射線を外照射しクローン増殖細胞を解析することで、iPS細胞由来のHPCにどのような遺伝子変異が蓄積するか解明することができる。さらに放射線照射したHPCを免疫不全マウスへ移植しMDSの発症や二次性白血病が実証できれば、その細胞のがん化の機序を抑制可能な治療法の開発に繋げることができる。

研究成果の概要

骨髄異形成症候群(MDS) 細胞は, 造血幹細胞または造血前駆細胞(HPC)への遺伝子異常が原因とされ, ドライバー変異が多段階的に獲得されることで発症, 進行すると考えられている.
ヒトB細胞由来iPS細胞(B cell-derived Induced Pluripotent StemCells:BiPSCs) を樹立し(Sci Rep, 2017), HPC(CD34+/CD38-/CD43+/CD45+)へ分化誘導できることを示した(Sci Rep, 2021). このHPCを使用し, 照射実験や免疫不全マウス骨髄へ移植することで治療関連MDS発症が再現できるのではないかと考えた.

研究成果の学術的意義や社会的意義

骨髄異形成症候群(MDS)の根治治療は同種造血幹細胞移植のみである. 特に, 放射線治療や抗腫瘍薬治療等による治療関連MDSは予後不良の染色体異常を付随し, 高リスクMDSに分類され白血化しやすい. 癌治療の発展に伴うサバイバーの増加とその高齢化に伴い, 治療関連MDS発症者は増加するものと予想される. その発生機序モデルを確立することで治療法, 予防法を模索できるのではないかと考えた.

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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