研究課題/領域番号 |
20K16796
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
浦野 みすぎ 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (10769954)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 乳がん / 乳房再建 / CTアンギオグラフィー / ニトログリセリン / CTアンギオグラフィ |
研究開始時の研究の概要 |
乳癌術前患者を対象とした造影CTアンギオグラフィを行い、ニトログリセリン投与下で乳房再建術で用いる皮弁の血管茎となる穿通枝である深下腹壁動脈・浅下腹壁動脈の視認性が向上するかをニトログリセリン投与群と非投与群で比較検証し、さらに最適な術前計画用3D再構成モデルの構築を行う。
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研究実績の概要 |
乳房再建術前CTアンギオグラフィー(CTA)において小血管の把握ににニトログリセリン(NTG)投与が有効であるか調査する。冠動脈・大動脈の評価目的に造影CTAが行われた20歳以上80歳未満の女性患者60人を対象とし、NTG投与群30人・非投与群30人での、穿通枝の同定数、同定長、同定された血管径を比較した。NTG投与群30人は平均71歳、非投与群は67歳で投与群はNTG投与後冠動脈CTAに引き続き体幹部造影CTAを施行、非投与群は体幹部造影CTAのみを施行した。得られた画像を3D解析用ワークステーションで解析した。深下腹壁動脈の同定数はNTG投与群30、非投与群30、同定長平均はNTG投与群24.4cm、非投与群20.9cm、起始部での深下腹壁動脈の血管径は投与群2.4mm、非投与群1.8mmで、起始部から10cm末梢での深下腹壁動脈の血管径は投与群2.1mm、非投与群1.6mmであった。浅下腹壁動脈の同定数はNTG投与群30、非投与群25、同定長平均はNTG投与群12.0cm、非投与群9.2cm、起始部での浅下腹壁動脈の血管径は投与群1.7mm、非投与群1.7mmだった。NTG投与群では非投与群と比較し深・浅下腹壁動脈の同定長は有意に長く、深下腹壁動脈の血管径は優位に大きかったが、浅下腹壁動脈の血管径はNTG投与群、非投与群間に有意差はなかった。今後は乳房再建術前CTAにおいてNTG投与した血管描出能の評価を検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ診療関連の業務があり、研究が遅れた。
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今後の研究の推進方策 |
乳房再建術前CTAにおいてNTG投与した血管描出能の評価を検討している。
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