研究課題/領域番号 |
20K16800
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 健司 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (80773788)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 画像下治療 / 肝動脈化学塞栓療法 / 肝細胞癌 / 薬剤溶出性球状塞栓物質 / 分子標的薬 / IVR / 肝動脈化学塞栓術 / レンバチニブ / 薬剤溶出性ビーズ / ハイドロゲル / TACE / TKI |
研究開始時の研究の概要 |
HCCに対する標準治療であるTACEは代表的なIVR治療法の一つである。近年、新規TKIであるレンバチニブが承認され、これまでの分子標的薬と異なり高い奏効率を示すことからHCCに対する標準治療として注目を集めている。一方、抗癌剤含浸ビーズを用いたDEB-TACEは、ビーズの徐放性により腫瘍内の抗癌剤濃度を高めることができる。 レンバチニブを薬剤溶出性ビーズに含浸させ、HCCに効率良く投与できれば、さらなる強い抗腫瘍効果が期待できる。 本研究では、in vitroでレンバチニブの薬剤溶出性ビーズへの含浸の程度および溶出速度を、in vivoでレンバチニブ含浸ビーズの薬物動態と抗腫瘍効果を評価する。
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研究成果の概要 |
In vivo実験において、ラットおよびウサギ肝腫瘍モデルの作成と肝動脈から選択的TACEを行うカテーテル手技を確立した。 Ex vivo実験においては、膨潤の機序で薬剤を含浸するヘパスフィアの薬剤含浸量はさほど多くないため、抗腫瘍効果を得るために必要な薬剤溶出量が得られない可能性があり、イオン結合で薬剤を含浸する他の種類の薬剤溶出性ビーズを用いる方針に変更した。また、生体適合性・生体内可溶性を有するハイドロゲルを用いて、レンバチニブを肝腫瘍モデルの肝腫瘍組織に経動脈的に投与する方法も模索中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動物モデル作成とTACE手技の確立により、前臨床研究を行うことができるようになったことに学術的意義がある。 肝細胞癌患者に対する治療選択肢を広げ、治療成績の向上につながる可能性があることに社会的意義がある。
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