研究課題/領域番号 |
20K16817
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
阿久津 陽 千葉大学, 医学部附属病院, 特任助教 (30867651)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 肺動静脈瘻・奇形 / 肺AVM / 4D-flow / CFD / 4D-flow MRI / 肺動静脈奇形 |
研究開始時の研究の概要 |
数値流体解析(Computed Flow Dynamics:CFD)ならびに4D-flow MRIを用いて血流動態を可視化することによって、肺動静脈奇形の血流解析を行う。従来のCTによる形態学特徴から分類されていた肺動静脈奇形に血流情報を統合させたモデル作成を行い、再分類・再定義することで、血流動態の違いによってカテーテル治療を合理的かつより安全に行う手法の確立を模索することを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究は,肺動静脈瘻・奇形(以後肺AVM)の患者を対象に,従来のCTによる形態評価に加えて、数値流体解析(CFD)及び4D-flow MRIによる流入動脈・sac・流出静脈の血流情報を統合したモデル作成を行う。ただし、肺の末梢に位置することの多い肺AVMを4D-flowで描出することが困難であったため、MRIによる血流情報の入手ができなかった。そのため、過去の肺AVMの症例におけるCFDでの血流解析を行うことと、人工血管モデルを作成し、血流動態の把握をすることとした。術前に治療方法や治療順序を検討し、術後の再開通のリスクや治療効果を考慮できるようになれば効率的かつ従来よりも安全な治療介入の一助になることが目的であるために、数値流体解析を用いて血行動態をシミュレーションし、肺AVMの血流動態を把握する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
症例の抽出は行っている状況ではあるが、過去の肺AVMの症例におけるCFDでの血流解析がまだ行われておらず、血流動態の把握が遅れている。4D-flow MRIによる血行動態の評価における解析環境(解析 ソフトウェアの導入)は整っていたものの、末梢部に多い肺AVMの描出は困難を極めた。全体として、進捗に関しては、かなり遅れている状況である。
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今後の研究の推進方策 |
過去の肺AVMの症例におけるCFDでの血流解析を行うことと、人工血管モデルを作成し、in vitroでの血流動態の把握をすること、またその対比による血流動態モデルの構築を進めていく予定である。
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