研究課題/領域番号 |
20K16819
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
滝澤 健司 新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (60865062)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 定位放射線治療 / 脳腫瘍 / 腫瘍制御率 / 照射位置精度 / ログファイル / 機械学習 |
研究開始時の研究の概要 |
脳腫瘍に対する定位放射線治療において、治療前に照射位置精度を厳密に検証すること(治療前検証)は極めて重要である。申請者らの検討によって、臨床的に重要な腫瘍制御率を保証するためにはサブミリメートル単位での位置精度が重要なことが明らかになったが、現状の検証法では数ミリメートル程度の位置精度を確認することが限界である。そこで本研究は放射線治療装置の座標情報が記録されているログファイルデータを用いた超高精度治療前検証法の開発を目的とし、高い腫瘍制御率が保証された脳腫瘍の定位放射線治療を提供する基盤の構築を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は脳腫瘍に対して高線量をピンポイントで照射する定位放射線治療において、腫瘍制御率を保証するために必要とされる照射位置精度を腫瘍の種類やサイズ毎に評価し、これらの照射位置精度を実際の治療前に、従来法よりも簡便かつ超高精度に検証する方法を開発することである。 2022年度は2021年度に開発した「CyberKnifeから出力されるログファイルデータを用いた照射位置精度解析プログラム」を用いてログファイルデータに基づいた照射位置解析結果の正確性を検討し、実測値と比較して0.1 mm以内の精度での評価が可能なことを報告した。(第12回東北放射線医療技術学術大会)この結果から、本プログラムを実臨床において使用する上での妥当性が示された。 また、2021年度に引き続き、照射精度の検証結果に影響を与える放射線治療計画パラメータについて追加検討を行い、放射線を照射する絞りの開口サイズが影響しうることを報告した。(第31回日本定位放射線治療学会)この結果を踏まえ、治療計画パラメータと線量分布のラジオミクス特徴量から照射精度の検証結果を予測するための機械学習回帰モデルの構築も行なった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の予定では2022年度に「照射位置精度を反映した患者体内線量を推定するシステムの構築」の検討を進める予定であったが、「ログファイルデータを用いた照射位置精度検証法の正確性の検討」と「照射位置精度に影響を与える放射線治療計画パラメータの追加検討」に想定以上の時間を要してしまい、進捗が少し遅れてしまった。 従って現在までの進捗状況区分は、「やや遅れている」と評価した。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度に実施した「照射位置精度に影響を与える放射線治療計画パラメータの追加検討」を引き続き行う。 また、「照射位置精度を反映した患者体内線量を推定するシステムの構築」の検討を進める。
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