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新生児慢性肺疾患に対するCRISPLD2タンパクの有用性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K16857
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関島根大学

研究代表者

柴田 直昭  島根大学, 医学部, 特別協力研究員 (60633138)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード間葉系幹細胞 / 新生児慢性肺疾患 / CRISPLD2 / CLD
研究開始時の研究の概要

新生児慢性肺疾患(CLD)は、確立した治療法がないため、現在でも致死率や合併症率が高く、有効性と安全性を兼ね備えた治療法の開発が必要である。そこで、我々は肺の形成と抗炎症作 用の両方に効果を発揮するが、高濃度酸素状態で産生が低下するCRISPLD2タンパクを用いてCLDへの有効性だけでなく、作用機序と適切な投与方法も明らかにする。本研究戦略は、ヒトへの臨床応用を行い、CRISPLD2がCLDの標準的治療を目指すとともに、CLD以外の難治性肺疾患への適応拡大にもつなげることで、難治性肺疾患の新規治療薬の開発につなげることが目標である。

研究成果の概要

新生児慢性肺疾患(CLD)は早産児に多く見られ、肺の未熟性、炎症、酸素毒性が原因であるが、治療法が確立していない。間葉系幹細胞(MSC)は免疫調整や組織修復作用があり、CLD治療に期待されているが、効果は一定しない。高純度MSCから得られる、抗炎症作用や肺組織の再生促進作用を認めるCRISPLD2がCLD治療薬としてなりうるか検討した。in vitroで炎症惹起条件および高酸素条件の元で培養した肺上皮細胞株にCRISPLD2を投与したが、抗炎症作用と繊維化抑制効果、抗酸化作用を明らかにすることができなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

CRISPLD2の有効性と安全性を示すことができれば、CRISPLD2をヒトへ応用を行い、CLDの標準的治療になりうる可能性がある。さらに、CLD以外の、急性呼吸窮迫症候群や慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎などの難治性肺疾患の治療薬になりうる可能性も秘めており、多くの患者さんのQOL・ADLの向上だけでなく、医療費・福祉費の低減、ひいては国益の発展にもつながる。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] NDUFAF6遺伝子変異はfetal akinesia deformation sequenceと先天性乳び胸の原因になる.2020

    • 著者名/発表者名
      柴田 直昭, 山本 慧, 吾郷 真子, 竹谷 健
    • 学会等名
      第123回日本小児科学会学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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