研究課題/領域番号 |
20K16905
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
|
研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
神保 圭佑 順天堂大学, 医学部, 助教 (80772350)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 経会陰超音波検査 / 潰瘍性大腸炎 / 小児 / ドップラー血流 / 直腸壁厚 / 経会陰式超音波検査 / 腸管血流 / SMI / doppler |
研究開始時の研究の概要 |
潰瘍性大腸炎という病気があります。肛門のすぐ近くの大腸(直腸)から炎症が口側の大腸に波及していく病気です。潰瘍性大腸炎の病勢を評価するのに、様々な検査方法が考案されていますが、現時点では診断と病勢評価に最も有効なのは大腸内視鏡検査になります。しかし、大腸内視鏡検査は容易に実施できる検査ではなく、特に小児では専門施設も限られるため、ハードルの高い検査といえます。私たちは、潰瘍性大腸炎の病勢評価を、肛門付近に直接超音波検査を当て、直腸の様子を観察することで、内視鏡検査と同等の病勢評価が得られるかについて研究しています。
|
研究成果の概要 |
経会陰超音波検査を潰瘍性大腸炎(UC)患児と他疾患患児に対して実施し、データの集積を行った。結果は活動期UC群は非活動期UCに比べ優位に腸管壁が厚く、血流シグナルが亢進することが判明した。これにより、UCの内視鏡診断後の直腸病変フォローに経会陰超音波検査は極めて有用であることが判明した。また、経会陰超音波ドップラー検査にて、UCでは他疾患と比較して、特徴的な血流パターンがみられることを証明し、統計学的評価においても他疾患に比べて強い優位差が得られ、UCの直腸病変において、経会陰超音波検査はフォローアップだけでなく診断においても有用であることを示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
炎症性直腸病変の評価において経会陰超音波検査像は大腸内視鏡検査(CF)像との強い相関がみられたため、経会陰超音波検査はその簡便で低侵襲な検査であるという特徴から、潰瘍性大腸炎(UC)の直腸病変の評価において第1選択となり得ることが示唆された。また、UCに特徴的な血流シグナルを同定したことにより、UC患者における直腸炎がUCの再燃か感染症の合併によるものかを鑑別できるようになり、治療選択や治療効果の経時的モニタリングを容易とすると考えられる。また、社会的意義として、経腹壁と経会陰超音波検査により全大腸の超音波評価が可能となることでCFの件数が削減され、医療コストの削減にも寄与すると考えられた。
|