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リンパ管腫症モデルマウスによる発症メカニズムの解明と治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 20K16912
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関東北大学

研究代表者

野澤 明史  東北大学, 大学病院, 医員 (20772106)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードリンパ管疾患 / リンパ管腫症 / NRAS
研究開始時の研究の概要

リンパ管腫症は原因不明の全身臓器にリンパ管組織が増殖する、極めて稀な難治性疾患である。近年、病変部位において、NRAS遺伝子の低頻度の体細胞変異(モザイク変異)が検出された。本研究では、リンパ管内皮細胞にNRAS遺伝子変異をモザイク状に発現したトランスジェニックマウスを作製することにより、リンパ管腫症の病態解明を行うとともに、新規治療薬の開発に繋げる。同時に、NRAS遺伝子変異をヒトリンパ管内皮細胞に導入することにより、細胞株のモデルを作製し、リンパ管腫症における遺伝子発現変化について細胞株を利用して詳細な検討を行い、リンパ管腫症の病態解明を行う。

研究成果の概要

リンパ管腫症は原因不明の全身臓器にリンパ管組織が増殖する、極めて稀な難治性疾患である。近年、病変部位のリンパ管内皮細胞において、NRAS Q61R変異が検出された。しかし、リンパ管腫症の病態を再現したモデルは報告されておらず、発症メカニズムは全く解明されていない。本研究では、リンパ管内皮細胞にNRAS Q61R変異を発現したトランスジェニックマウスを作製した。作製したマウスにおいて、リンパ管腫症に特徴的な所見である異常に拡張・増殖したリンパ管が見られた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

作製したリンパ管腫症モデルマウスを解析することにより、リンパ管腫症の病態解明に繋がり、リンパ管腫症の病変を特異的に抑制する治療薬の開発にも繋げられることが可能となる。また将来的には、リンパ管腫症の難治症例の治癒率やQOL向上、医療費削減などの社会貢献に繋げることができる。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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