研究課題/領域番号 |
20K16917
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
岩田 はる香 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 非常勤講師 (20849145)
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研究期間 (年度) |
2021-02-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 脱落乳歯歯髄幹細胞 / 脳室周囲白質軟化症 / 再生医療 / 自家移植 / 脳性麻痺 / 歯髄幹細胞 / 幹細胞移植 |
研究開始時の研究の概要 |
早産児の脳性麻痺の代表的な原因である脳室周囲白質軟化症は、根本的な治療方法がなく、幹細胞治療等の新規治療法開発が期待されている。乳歯を利用して歯髄幹細胞移植を行う場合自家移植が可能となるが、臨床応用には「脳性麻痺児から採取した歯髄幹細胞が正常児の歯髄幹細胞と同等の治療効果を有する」ことが前提となる。本研究では、脳室周囲白質軟化症による脳性麻痺児の乳歯から歯髄幹細胞を培養し、自家幹細胞移植の効果に影響する抗炎症・再生促進因子や脳室周囲白質損傷発症に関与する可能性があるシグナル経路の遺伝子発現をRNAseq法、RT-PCR法により検討し、自家歯髄幹細胞移植の臨床応用のための基礎データとする。
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研究実績の概要 |
現在、脳室周囲白質軟化症患者3名、対象者2名の脱落乳歯を採取、培養し脱落乳歯幹細胞を樹立した。そこからRNAを抽出しENAシークエンスを行った。さらに検体を収集し、患者群と検体群でプロファイルを比較する予定である。 患者の細胞が増殖せず1名は除外となっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
被験者の脱落乳歯を採取し細胞を培養、樹立するため、予定していた抜歯日の前に抜けてしまったことがあった。また細胞が増殖せず検体が予想よりとれないことがあった。
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今後の研究の推進方策 |
さらに検体を患者2名、対象者1名集め、細胞が樹立したところでRNAを抽出し、RNAシークエンスを行う。患者群と対象群で比較する。最終的には脳室周囲軟化症の神経機能再生には自家移植が良いか他家移植の方が良いのかの基礎データを出す。
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