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アンチセンス核酸によるPHOX2B (+7Ala mutant)の発現抑制

研究課題

研究課題/領域番号 20K16927
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

福嶋 祥代  神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (20866032)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードPHOX2B / CCHS / iPS細胞 / ASO / アンチセンス核酸 / 先天性中枢性低換気症候群
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、CCHSの治療法開発の第一歩として、「CCHSの原因遺伝子であるPHOX2B遺伝子の20アラニン鎖における7アラニン伸長変異 (+7Alamutant)の発現を特異的に抑制するアンチセンス核酸(AO)医薬の取得」である。具体的には、①PHOX2B (+7Ala mutant)を有するCCHS患児より血液サンプルを収集、DNA抽出を行い、ハプロタイプを同定、②患者検体由来gDNAよりミニ遺伝子を作製、③①で同定したPHOX2B (+7Ala mutant)に対するAOの設計・スクリーニング、④患者由来の血液サンプルよりiPS細胞を樹立し、神経細胞へ分化誘導、AO効果の検証を行う。

研究成果の概要

①患者検体由来ゲノムDNAよりPHOX2BのEx1-Ex3を含むミニ遺伝子を作製し、そのミニ遺伝子を用いてASOスクリーニングを行った。結果、PHOX2B(+7Ala mutant) mRNAの発現を特異的に抑制する4種類のASOを取得した。②患者由来の血液サンプルよりiPS細胞を4株樹立し、PHOX2Bを発現する神経細胞へ分化誘導した。今後、分化誘導した神経細胞でASOのPHOX2B (+7Ala mutant) mRNA抑制効果の評価を行う予定である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、PHOX2B遺伝子の7アラニン伸長変異mRNAの発現をASOで抑制することでCCHSに対する治療法開発を試みた。ミニ遺伝子を利用して得られたASOはPHOX2B (+7Ala mutant) pre-mRNAに特異的に作用し、スプライシングを抑制することで変異mRNAの産生を抑制することが示唆された。さらに、本研究で樹立したCCHS患者由来iPS細胞は、PHOX2B遺伝子の7アラニン伸長変異を標的とするASOや低分子化合物などのスクリーニングに利用できることからCCHSの新規治療法の開発に役立つ。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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