研究課題/領域番号 |
20K16997
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
鈴木 健人 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (20868012)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | PDT / ROS / 血管阻害効果 / Talaporfin |
研究開始時の研究の概要 |
本邦は超高齢化社会を迎えており、がん治療の重要性は高まってきている。光線力学療法(photo dynamic therapy:PDT)は他の治療法と比べて低侵襲であり、合併症の多い高齢者にとってより期待されている。当施設は臨床でPDTを行っている数少ない施設である。我々は臨床経験よりPDTの血管阻害効果に注目しており、その基礎的なメカニズムの解明が今後のPDTの臨床効果の増大には不可欠と考える。本研究では微小管であるチューブリンの破壊やアクチンストレスファイバーの形成を中心にPDTの腫瘍血管阻害による抗腫瘍効果メカニズムの解明を目指す。
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研究実績の概要 |
本邦は超高齢化社会を迎えており、がん治療の重要性はますます高まってきている。光線力学療法(photo dynamic therapy:PDT)は他の治療法と比べて低侵襲であるため、合併症の多い高齢者にとってより期待されている。しかし、適応に関しては制限があり、症例は増えてきているものの改善の余地を認める。当施設は臨床でPDTを行っている数少ない施設である。これまでにPDTの活性酸素(reactive oxygen species:ROS)による直接的な殺細胞効果と、細胞障害性T細胞の活性化による抗腫瘍免疫の誘導について検討し、さらに、より改良された新規光感受性物質の開発も報告してきた。また、我々は臨床経験よりPDTの血管阻害効果に注目しており、その基礎的なメカニズムの解明が今後のPDTの臨床効果の増大には不可欠と考える。本研究では微小管であるチューブリンの破壊やアクチンストレスファイバーの形成を中心にPDTの腫瘍血管阻害による抗腫瘍効果メカニズムの解明を目指す研究である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
マウスに対するPDTの血管阻害効果の検討にやや時間を要しているためやや遅れて進行しているがようやく終了の目処がたってきた状態である。
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今後の研究の推進方策 |
マウスに対するPDTの血管阻害効果の検討を継続し、さらには病理学的な変化も検討を継続する。
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