研究課題/領域番号 |
20K17005
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
井上 匡央 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (40620026)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 胆管癌 / 局所治療 / ラジオ波焼灼療法 |
研究開始時の研究の概要 |
切除不能胆管癌は予後不良の疾患であり、さらなる治療成績の向上が求められている。我々は胆管癌非切除例に対する全身化学療法単独での治療に限界を感じ、胆管内の局所治療法として、新規内視鏡下ラジオ波焼灼療法(RFA)システムを世界に先駆けて考案・開発した。本研究ではこの新規RFAシステムの臨床的応用を目指し、動物実験にて治療効果を肉眼的、組織学的に解明し、また周囲臓器への影響を確認することにより、安全かつ有効な焼灼範囲と設定出力を確立する。本研究の成果は、難治癌である胆管癌の予後延長を目指した、新規局所治療法の開発につながるものである。
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研究成果の概要 |
切除不能胆管癌は予後不良の疾患であり、さらなる治療成績の向上が求められている。我々は胆管癌非切除例に対する薬物療法単独での治療に限界を感じ、胆管内の局所治療法として、新規内視鏡下ラジオ波焼灼療法システムを世界に先駆けて考案・開発した。本研究ではこの新規ラジオ波焼灼療法システムの臨床的応用を目指し、動物実験にて治療効果と周囲臓器への影響を肉眼的、組織学的に確認することに成功した。一方で状況によっては焼灼範囲にムラが起こり得ることが課題として認識され、今後はその対策を施し、良好に焼灼効果をコントロールできる方法を開発・確立していく予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、新規内視鏡下ラジオ波焼灼療法システムの有効性と安全性に一定の目途が立ち、今後対策すべき課題も明らかにすることができた。本研究の成果は、難治癌である胆管癌の予後延長を目指した、新規局所治療法の開発につながる重要な一歩となる。本研究で得られた知見を基に今後この内視鏡下ラジオ波焼灼療法システムが臨床的応用に至れば、切除不能胆管癌患者に対して新たな低侵襲的治療選択肢を掲示することが可能となる。
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