研究課題/領域番号 |
20K17011
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
保坂 浩子 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (70795822)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 食道運動障害 / 食道伸展性 / アカラシア / FLIP / HRM / 好酸球性食道炎 / Jackhammer esophagus / 食道アカラシア / 嚥下障害 |
研究開始時の研究の概要 |
つかえ感や胸痛の原因となる食道運動障害患者では、食道内圧を測定する検査により診断することが多いが、食道内腔径の変化や、圧が弱まる弛緩や食道壁の進展性については評価を行うことはできない。そのため、食道運動障害の病態は依然不明な点が多い。 Functional luminal plobe(FLIP)は、従来までに測定できなかった食道壁の進展性、圧と食道断面積の 同時測定を可能とする検査機器である。 FLIPを用いることにより今まで解明できなかった食道運動障害の病態を明らかにするとともに、 食道運動障害に対する治療戦略の最適化を目的とする。
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研究実績の概要 |
食道運動障害の病態を明らかにするとともに治療戦略の最適化を目的として、Functional lumen Imaging Probe(FLIP)を用いた食道の伸展性を評価する研究を計画した。FLIPは欧米では広く臨床で使用されている方法で食道の伸展性を評価できる優れた検査法である。しかし、研究を開始しようとしたところ、使用予定であった検査機器であるFLIPの販売会社が買収され、本邦で検査用カテーテルを入手することができなくなってしまった。 そのため、食道の伸展性の評価方法の変更を余儀なくされ、2022年度末に研究期間の延長をを申請し承認していただいた。 現在、高解像度内圧測定機器high resolution manmeotry(HRM)を用いた方法で食道の伸展性を評価する研究計画を策定し、今年度中に実行予定である。この方法により当初目的とした食道体部の伸展性による患者の症状への影響や、食道運動障害の最適な治療への提言ができるものと考えている。
食道伸展性の研究の方法変更による研究準備を行うとともに、今年度は、高解像度内圧測定機器high resolution manometry(HRM)による食道運動の評価や食道粘膜内好酸球浸潤による食道運動への影響、食道運動障害である食道アカラシアや、ジャックハンマー食道についての調査を行い、研究成果を日本食道学会、日本消化器病内視鏡学会、日本消化器病学会、日本臨床生理学会などで発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
FLIPは欧米では食道運動の評価に用いられているが本邦では薬事未承認の機器である。当施設では機器を保有していたため、検査用カテーテルを取り寄せて研究を行う予定であった。しかし、カテーテル販売会社が買収されてしまい、本邦でのメンテナンスができないことから個人輸入ができず入手不可能となった。 そのため、食道の伸展性をFLIP以外の方法で評価することを余儀なくされたため2022年度末い研究期間の延長を行った。現在、高解像度内圧測定機器high resolution manometry(HRM)を用いた方法で食道の伸展性を評価する研究計画を策定し、今年度中に実行予定である。 現在、代替方法として高解像度内圧測定機器high resolution manometry(HRM)を用いて食道の伸展性を測定する方法での研究を計画実行中である。
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今後の研究の推進方策 |
現在、代替方法として高解像度内圧測定機器high resolution manometry(HRM)を用いて食道の伸展性を測定する方法での研究計画を策定中で本年度中に遂行する予定である。HRMはもともと食道の収縮性を評価する方法であるため、伸展性を評価するためにはそのためのプログラムが必要であり、業者にプログラムを作成していただいた。現在、食道伸展性評価のための最適なプロトコルを作成中である。 欧米では他のHRM機器によって食道伸展性の評価が試みられているが、機器の違いや検査の体位、食道蠕動誘発に用いる嚥下物の種類により評価が変わってしまう可能性があり、現在これらの問題を検討中である。
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