研究課題/領域番号 |
20K17084
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
大櫛 祐一郎 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 徳島大学専門研究員 (10868780)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | Cardiovasucular disease / Cancer / Cardio oncology / Venous thromboembolism / Registry data / がん / 静脈血栓塞栓症 / 心筋梗塞 / 心不全 / 腫瘍循環器 |
研究開始時の研究の概要 |
日本人における循環器疾患で入院した患者の癌併発率を調べ,臨床背景を揃えてがん併発患者と非がん患者の予後を比較する.両群の入院中死亡や入院期間,再入院,心筋梗塞や脳卒中といった心血管イベントなどを明らかにし,がんの有無が予後にどれだけ影響を与えているかを調査する.
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研究成果の概要 |
研究代表者はレジストリデータから,がんの既往と心血管疾患の予後との関連を解析し,がんと静脈血栓塞栓症の死亡率,がんと急性心筋梗塞の死亡率についての論文を投稿した.また,心不全の死亡率とビタミンD製剤,心不全の死亡率と施設心エコー件数,静脈血栓塞栓症の死亡率と抗凝固薬の種類,心不全の死亡率と心保護薬の種類についても研究し,論文を投稿した.これらの研究内容について,日本循環器学会のシンポジウムや国際学会で発表した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,高齢化やがん治療の進歩に伴いがん生存者が増加する一方で,がん疾患自体やがん治療が循環器疾患の生命予後を悪化させると報告されている.実臨床の情報が他領域に比べると乏しく,研究の多くは欧米で行われており, がんの種類や頻度が欧米と異なる本邦でも適応できるか明らかでない.本研究の目的は,本邦におけるがんと循環器疾患との関連性について解析し,入院中死亡や入院期間,心血管イベントの増加に影響を与えているかを調査することであった.
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