研究課題/領域番号 |
20K17098
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
棗田 誠 東海大学, 医学部, 講師 (10631830)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | CHIP / 心筋梗塞 / 幹細胞 / 血管内皮前駆細胞 / 再生関連細胞 / 心筋再生 / 体細胞遺伝子 / レスポンダー・ノンレスポンダー |
研究開始時の研究の概要 |
心筋梗塞を始めとした心血管疾患は先進国における死因の第1位であり、失われた心筋組織に対する幹細胞による再生医療が新たな治療として注目されている。心筋梗塞患者の血液に由来した再生治療細胞には個人差による効果のばらつきがあり、その細胞機能の安定化・改善が課題となっている。本研究では、心筋梗塞患者の血液中の再生関連細胞の培養解析をする事で、そのばらつきの原因因子を同定して再生治療の開発に繋げる事を目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究は心筋梗塞により失われた心筋組織に対する幹細胞による再生医療が注目し、心筋梗塞患者の血液中の再生関連細胞の培養解析をする事で、そのばらつき(リスポンダー・ノンリスポンダー(R/nR))の原因因子を同定して再生治療の開発に繋げる事を目的としている。 最初の実験は健常成人を対照群として心筋梗塞患者急性期の末梢血を解析し、血管内皮前駆細胞の再生能をFACSとcolony formation assayにて解析した。得られた再生関連細胞にvasculogenic conditioningを加え、Murine hind limb ischemica modelを併用してこれら再生関連細胞の血管増殖能を評価した。 実験の結果、①心筋梗塞患者の血管前駆細胞が高炎症状態においてその再生能が抑制されていること、②vasculogenic conditioningによってその再生能を促進することを証明した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
上記の結果を踏まえ、clonal hematopoiesis of indeterminate potentialがR/nRに与える影響を解明することを目標としているが、未だ遺伝子解析に時間を要している。
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今後の研究の推進方策 |
コロナ影響下に研究ラボが移転となり、研究内容のシフトを余儀なくされている。 現状のデータを使用した論文作成を行っていく。
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