研究課題/領域番号 |
20K17111
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
|
研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
秋田 敬太郎 浜松医科大学, 医学部附属病院, 医員 (70645762)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
|
キーワード | 肥大型心筋症 / 心不全 / 心房細動 / リスクモデル / 急性心不全 |
研究開始時の研究の概要 |
肥大型心筋症は比較的頻度の多い遺伝性心筋疾患であるが、その表現型は多様性に富んでおり、自然歴も様々である。軽症例では生涯に渡り無症状で経過するが、息切れ・動悸等で生活の質が低下する症例も存在する。さらに、急性心不全や心房細動に伴う脳塞栓症など、生命に関わる合併症を発症する例も存在する。 本研究では、肥大型心筋症症例につき多施設データベースを作成し、生活の質、症状の程度、心房細動・睡眠呼吸障害の合併率を調査した上で、予後についてフォローアップを行う。これにより、肥大型心筋症患者の臨床所見と、生活の質や症状との相関を評価し、さらに将来的な心不全入院や脳塞栓症のリスクを予見するシステムの構築を行う。
|
研究実績の概要 |
肥大型心筋症(HCM: Hypertrophic Cardiomyopathy)の病態は多様性に富んでおり、自然歴も様々である。軽症例では生涯に渡り無症状で経過するが、息切れ・動悸等で生活の質が低下する症例も存在する。本研究では、HCM症例につき多施設データベースを作成し、生活の質、症状の程度、心房細動・睡眠呼吸障害の合併率を調査した上で、予後およびその他のイベント(心不全再入院、心房細動発症、脳塞栓症発症、睡眠呼吸障害の増悪など)についてフォローアップを行う。これにより、HCM患者の臨床所見と、生活の質や症状との相関を評価し、これまでリスク層別化が十分にされてこなかった、心不全入院や脳塞栓症のリスクを予見するシステムの構築を行う。現在、静岡県内の研究協力病院、浜松医科大学医学部附属病院、聖隷浜松病院、浜松医療センター、磐田市立総合病院、静岡市立静岡病院、聖隷三方原病院、浜松赤十字病院、富士宮市立病院、順天堂大学医学附属静岡病院、静岡県立総合病院、高仲循環器クリニック、JA静岡厚生連遠州病院(計12施設、登録順)で患者登録を行っており、2021年8月末現在で338症例の登録が完了している。500例を目標に2022年10月まで患者登録を継続し、各症例で5年間のフォローアップを行い、予後およびイベントについて調査する。研究代表者の海外留学中も、研究分担者によって新規登録およびフォローアップは継続する。
|