研究課題/領域番号 |
20K17131
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
友利 裕二 日本医科大学, 医学部, 講師 (30637848)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | N-cadherin / 血管透過性制御 / ゼブラフィッシュ / 蛍光イメージング / 脳血管関門(BBB) / n-cadherin / 血管透過性 / in vivo イメージング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では生体内における血管透過性制御に対するN-cadherin(n-cad)の役割とその分子メカニズムを解明することを目的とする。 本研究目標を達成するため、ゼブラフィッシュをモデル動物として用いた蛍光イメージング技術を駆使して、下記の3研究課題について研究を遂行する。 1. ゼブラフィッシュでn-cad遺伝子をコンディショナルに破壊または抑制できるシステムの開発 2. 正常時および炎症時の血管透過性におけるn-cadの役割とその分子メカニズムの解明 3. BBB の構築・維持におけるn-cadの役割とその分子メカニズムの解明
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研究成果の概要 |
本研究では正常時および炎症時の血管透過性制御、脳血管関門(BBB) の構築・維持におけるN-cadherinの機能を明らかにするため、内皮細胞特異的n-cadherin欠損ゼブラフィッシュの樹立を試みたが、正常にloxPサイトが挿入された個体を得ることができなかった。並行して、血管内皮細胞間接着を増強し、血管透過性を抑える働きがある低分子量Gタンパク質Rap1の生体における役割についても解析を進めた。血管内皮細胞特異的Rap1欠損マウスを作製し、解析を行ったところ、重度の肺水腫により死亡することを発見し、Rap1は肺胞毛細血管の血管バリア機能に必須の分子であることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CRISPR/Cas9の技術を用いて、内皮細胞特異的にn-cadherinを破壊することができるコンディショナルゼブラフィッシュの開発を試みたが、期待通りにloxP遺伝子を挿入でなかった。現在、挿入部位を変え、再度検討を行っている。血管透過性制御における低分子量Gタンパク質Rap1の機能に関しては、肺のバリア機能における役割を明らかにすることができた。血管内皮細胞におけるRap1の機能を解明することは、血管透過性が関わる疾患の予防法・治療法の開発に寄与する。
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