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運動負荷心臓カテーテルを用いた構造的心疾患における高精度治療効果予測法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K17139
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

表 和徳  北海道大学, 大学病院, 助教 (10827744)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード構造的心疾患 / 心不全 / 運動耐容能 / 心肺運動負荷試験 / 予後 / 三尖弁閉鎖不全症 / 運動負荷心臓カテーテル検査 / 大動脈弁狭窄症 / 僧帽弁閉鎖不全症 / 治療効果 / 血行動態
研究開始時の研究の概要

構造的心疾患(SHD)に対するカテーテル治療が普及し、その症例数は急増している。一方で、SHDカテーテル治療への効果不応例が問題となり、その解決が喫緊の課題である。従来、SHDカテーテル治療の適応や効果判定には安静時の血行動態が指標とされてきた。しかし、安静時には血行動態が正常範囲であるが、労作中にのみ異常を示す病態が存在することが最近分かってきている。これらの研究結果から、運動負荷心臓カテーテル検査による血行動態評価は、詳細な疾患重症度の層別を可能にして、SHD診療の質改善につながると着想に至った。本研究では運動負荷心臓カテーテル血行動態とSHDカテーテル治療効果の関係について明らかにする。

研究成果の概要

慢性心不全(CHF)患者に対して、心エコーで三尖弁閉鎖不全症(Tricuspid regurgitation[TR])の重症度を評価し、それと予後や心肺運動負荷試験(CPET)での運動耐容能、心不全症状との関連を明らかにして、高精度にCHF患者のリスク層別化を行うことを目的にした研究を行った。結果として、TRの重症度は高いほど、心不全症状、運動耐容能、予後が悪いことが明らかになった。本研究結果から、CHF患者のリスクを層別するうえでTR重症度が有用であることが示された。CHF患者の予後を改善するために、TRを標的とした治療法の有効性を示すようなさらなる研究が必要であることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、身体診察・問診、血液検査、心エコー図検査、肺動脈カテーテル、心肺運動負荷試験、予後調査を行い包括的に慢性心不全患者を評価した。心エコー図検査での三尖弁閉鎖不全症(TR)を定性的に3段階に評価することで、心エコー以外で評価した指標において、心不全症状、運動耐容能、予後との関係性を明らかにすることによって心エコーでのTR評価が、より詳細な心不全患者のリスク層別化に有用になることが明らかになった。本研究結果から、心不全患者の予後を改善するために、TRを標的とした治療法の有効性を示すようなさらなる研究が必要であることが示唆された。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 慢性心不全患者における三尖弁逆流が運動耐容能及び予後に与える影響についての検討2023

    • 著者名/発表者名
      中村 公亮、表 和徳、石坂 傑、安井 悠太郎、水口 賢史、竹中 秀、本居 昂、青柳 裕之、玉置 陽生、下野 裕依、佐藤 琢真、小林 雄太、多田 篤司、神谷 究、 永井 利幸、安斉 俊久
    • 学会等名
      日本心エコー図学会第33回学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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