研究課題/領域番号 |
20K17163
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 医療法人沖縄徳洲会湘南鎌倉総合病院(臨床研究センター) |
研究代表者 |
サルベコウ アマンケルディ 医療法人沖縄徳洲会湘南鎌倉総合病院(臨床研究センター), 一般再生医療研究部, 主任部長 (80850776)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 再生アソシエイト細胞 / 血管新生 / extracellular vesicles / miR / 細胞外小胞 / anti-fibrosis / cardiomyogenesis / exosomes / エキソソーム / 心筋虚血再灌流障害 / angiomiRs / miRs / 再生医療 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、再生関連細胞である間葉系幹細胞・血管内皮前駆細胞・心臓前駆細胞などから分離 された細胞外小胞は、元々の細胞比べても同等の再生治療能力を持つことが報告されている。本研究では、細胞外小胞の定性、定量的に分析を行い、心筋虚血再灌流傷害モデルラットに対する再生治療効果の解明、そのメカニズム研究および創薬研究を進める。
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研究成果の概要 |
心筋梗塞に対する再生アソシエイト細胞由来細胞外小胞(RACev)の治療効果について間葉系幹細胞由来の細胞外小胞(MSCev)と比較して評価した。心筋梗塞後に細胞外小胞を全身投与したところ、RACev投与群ではMSCev投与群より優れた心機能の改善がみられた。RACev群ではMSCev群と比べて組織学的に梗塞部位の間質線維化が少なく、毛細血管密度が高かった。これらの作用はRACevにおける血管新生、抗線維化、抗炎症および心筋形成関連のmiRsの顕著な発現と関連付けられた一方で。RACevの反復全身投与は虚血組織への血管新生、抗炎症miRの送達を介した心機能増強という点でMSCevより優れている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:RACevを確立し、in vitroおよびin vivoでその治療効果を評価した。本研究成果は、3つの国際学会および3つの査読付きジャーナルにて発表した。また、方法論、治療メカニズムなどについて国際出願済みである。 社会的意義:RACevは、同種異系移植で急性心虚血性疾患の治療効果が期待できることを示した。これは様々な病気を治療するために重要であり、大量生産を可能とするものである。
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