研究課題/領域番号 |
20K17175
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53030:呼吸器内科学関連
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研究機関 | 新潟大学 (2021) 千葉大学 (2020) |
研究代表者 |
青木 亜美 新潟大学, 医歯学系, 助教 (60827674)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | CD4陽性T細胞 / 肺胞上皮細胞 / 修復機構 / 線維化 / 肺線維化 / 免疫学 / CD4陽性細胞 / 組織修復 / 肺線維症 / ヘルパーT細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
肺線維症は予後不良な慢性疾患であるが、発症機序は十分に解明されておらず、現在のところ有効な治療はない。 慢性炎症と線維化は深く関連することが分かっており、慢性炎症の病態形成の中心を担うヘルパーT細胞は、線維化に深く関わっていると考えられる。しかし、肺の末梢に位置する肺胞領域における組織線維化においてヘルパーT細胞が担う役割はいまだに不明である。本研究では、ヘルパーT細胞に着目し、肺の末梢に位置する肺胞領域での線維化誘導機構および修復機構を明らかにすることを目指す。
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研究成果の概要 |
肺の線維症は予後不良の慢性疾患であり、その発症・増悪機序は未解明の部分が多い。本研究課題では、CD4陽性T細胞と肺胞上皮細胞に着目して、肺の炎症と修復・線維化誘導機構を解析した。結果、アスペルギルス抗原刺激で誘導されるCD4陽性T細胞は肺胞上皮細胞の分化に作用し、肺傷害時の修復を促進させることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で対象にした難治性呼吸器疾患である肺の線維症は、生命予後が不良の疾患である。申請者は本研究において、これまで解明されていなかったCD4陽性T細胞と肺胞上皮細胞の関連と組織修復について検討した。本研究課題を遂行することで、肺胞上皮細胞を中心とした炎症と線維化の分子基盤を構築することができ、新たな病態解明や治療戦略開発に寄与することが可能である。
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