研究課題/領域番号 |
20K17226
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53030:呼吸器内科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
金丸 良太 順天堂大学, 大学院医学研究科, 助教 (70869156)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 肺線維芽細胞 / BRD4 / NOX4 / 間質性肺炎 / 肺線維症 / 特発性肺線維症 / BED4 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、ヒト肺線維症患者由来の肺線維芽細胞を生体外分離培養して、直接抗線維化薬の感受性を検証する、直接臨床に反映する説得性を持つ。肺線維芽細胞を介する線維化メカニズムの解明により、この成果のブレイクスルーが、更なる新規抗線維化薬の開発へと直結する、意義のある研究である。
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研究成果の概要 |
線維化に関与するターゲットしてBET蛋白に着目した。肺線維症肺線維芽細胞にTGF-β1または、TGF-β1及びBRD4受容体拮抗薬を投与しRNAを抽出し、マイクロアレイを用いて遺伝子変動を解析した結果より、NOX4(fold change=14.99)に着目した。ヒストンH4K16のアセチル化がNox4の転写に関与していること述べた既報告がある(JCI Insight 2020;5(14):e137127. )。我々は、肺線維芽細胞において、BRD4受容体拮抗薬はNox4阻害を介して線維化を制御する重要な治療標的になりうることを証明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺線維症の線維化メカニズムの基礎的研究から創出される革新的な新規薬剤への開発へとつながることが多いに期待される。本研究は、実際のヒト肺線維症患者の肺線維芽細胞を用いて検証する説得性と、肺線維芽細胞及び無レオマイシン誘発肺線維症を用いた直接的な線維化メカニズムの解明により、BRD4のNOX4を介した線維化を制御する重要な治療標的となりうることを証明した。本研究の成果は更なる抗線維化作用をもつ新規薬剤の開発へ直結する、医学的貢献度の高い研究である。
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