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間葉系幹細胞を用いた細胞シート療法よる進行した慢性腎臓病の治療効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K17262
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

宮部 陽永  東京女子医科大学, 医学部, 准講師 (40815792)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード慢性腎臓病 / 細胞シート / 骨髄由来間葉系幹細胞 / 虚血再灌流障害 / 腎虚血再灌流障害 / 間葉系幹細胞 / 末期腎不全
研究開始時の研究の概要

慢性腎臓病の患者さんは日本でも非常に多く、また生活の質や予後、医療経済的な面で、慢性腎臓病の治療は世界的な課題です。多彩な働きを持つ間葉系幹細胞から細胞シートを作成し、進行した慢性腎臓病ラットの腎臓の表面に移植することで「間葉系幹細胞を用いた細胞シート療法による進行した慢性腎臓病の治療効果の検討」を目的として、慢性腎臓病の予後を改善する新規治療法の開発を目指します。

研究成果の概要

間葉系幹細胞(MSC)を用いた細胞シート療法による進行した慢性腎臓病(CKD)の治療効果を検討した。GFP遺伝子導入SDラットの骨髄由来間葉系幹細胞(rBMMSC)にて細胞シートを作成した。7週齢のラットで虚血再還流障害(IRI)を施行し、14日目にrBMMSC細胞シートを4枚移植した治療群と、IRIのみの無治療群、IRIも未施行のsham群とで比較した。28日目の腎組織では治療群で尿細管壊死や線維化が抑制傾向だった。また、治療効果に寄与した遺伝子を同定するためのRNA-seqにていくつかの遺伝子で有意差を認めた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

CKDの患者は日本だけでも約1300万人と推定され、また CKDが進行し末期腎不全に至ると腎移植や透析療法が必要であり、生活の質や予後、医療経済的な面で世界的な課題である。MSC細胞シートによる進行したCKDにおける治療効果については未検討だったため、今回の研究にて、腎組織などの結果からは進行したCKDへの治療効果が期待されたことや、RNA-seqにて明らかになった遺伝子を抑制することで、CKDの予後を改善する新規治療法の開発に繋がる可能性があると考えている。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 備考 (2件)

  • [備考] 細胞シート工学による再生医療

    • URL

      https://www.twmu.ac.jp/ABMES/research-content/cell-sheet-engineering/

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [備考] 2019 原著論文 / Original Articles

    • URL

      https://www.twmu.ac.jp/ABMES/achievements-2/2019-2/

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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