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顆粒状C3皮膚症の疾患概念の確立と病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K17324
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

濱本 千晶  和歌山県立医科大学, 医学部, 客員研究員 (20866545)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード水疱症 / 皮膚 / 顆粒状C3皮膚症 / GCD
研究開始時の研究の概要

和歌山県立医科大学倫理委員会の承認を得た方法に従い、自験例、橋本・鶴田らによって顆粒状C3皮膚症として報告された20症例、また厚労科研難治性疾患政策研究事業「皮膚の遺伝関連性希少難治性疾患群の網羅的研究」(橋本班)において行った全国調査で見出された同症患者について、同意を得て皮膚組織、血液と血清を可能な限り集積し検討することで患者の病変部皮膚基底膜部におけるC3の顆粒状沈着の本体を明らかにし、補体第2経路とその制御因子の異常の有無について、遺伝子異常と自己抗体の両面から明らかにする。その結果から、自験例を含め、これらの症例が顆粒状C3皮膚症という疾患概念として確立できるか明らかにする。

研究成果の概要

研究計画に沿って、顆粒状C3皮膚症あるいは鑑別を要する他の自己免疫性水疱症患者(水疱性類天疱瘡など)と診断された患者の皮膚組織あるいは水疱内容物を可能な限り収集した。
そして病変部皮膚基底膜へのC4、C5-C9、MBL、M-Ficolin、FBの沈着の有無の検索のための蛍光抗体法と表皮におけるC3の発現評価のためのqPCRについて、少数のサンプルを利用して条件設定やプライマー選定など予備実験を行うことができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

皮膚科領域では補体関連疾患として遺伝性血管浮腫があり、C1インヒビター製剤という特効薬があるにも関わらず、非常に稀で診断が難しいこともあってなかなかメジャーになれなかったが、近年ブラジキニン受容体拮抗薬が開発され再び脚光を浴びている。さらに最近、 C5に対する抗体製剤が開発され、そのポテンシャルからにわかに補体異常症の研究が活発になっている感がある。本研究は、皮膚科領域におけるこれら補体異常症の研究を牽引することが期待される。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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