研究課題/領域番号 |
20K17331
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
永井 諒 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (30791545)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 2型自然リンパ球 / ILC2 / アトピー性皮膚炎 / IL-33 / 2型自然リンパ球 / ILC2 |
研究開始時の研究の概要 |
IL-33は2型自然リンパ球を活性化する物質で、皮膚にIL-33が過剰になる遺伝子改変マウス(hK14mIL33tg)はアトピー性皮膚炎になります。しかし、ILC2が皮膚からリンパ節に移動するかどうかは、不明でした。この研究では珊瑚(キクメイシ)の遺伝子をマウスの細胞に入れることで皮膚ILC2の動態を可視化し、皮膚病変部から所属リンパ節にILC2などの免疫細胞が遊走する動態を明かにします。本研究によって、ADにおけるILC2のリンパ節への遊走能とその意義が明らかになることで、アレルギー性疾患の新規治療法の開発や創薬に繋がることが期待されます。
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研究成果の概要 |
IL-33は2型サイトカイン産生を促す炎症性サイトカインである。表皮でIL-33を過剰に産生する遺伝子改変マウス(hK14mIL33tg)は皮膚における2型自然リンパ球(ILC2)依存性にアトピー性皮膚炎(AD)の症状を自然発症する。本年度は、hK14mIL33tg マウスと細胞遊走を可視化できるKikGRマウスを交配することで皮膚ILC2の動態を可視化できることを確認し、皮膚病変部と所属リンパ節にILC2などの免疫細胞が遊走する動態について、AD様の皮膚炎が存在する部位の皮膚ILC2が所属リンパ節に遊走していたことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IL-33は2型自然リンパ球を活性化する物質で、皮膚にIL-33が過剰になる遺伝子改変マウス(hK14mIL33tg)はアトピー性皮膚炎になります。しかし、ILC2が皮膚からリンパ節に移動するかどうかは、不明でした。この研究では珊瑚(キクメイシ)の遺伝子をマウスの細胞に入れることで皮膚ILC2の動態を可視化し、皮膚病変部から所属リンパ節にILC2などの免疫細胞が遊走する動態を明かにします。本研究によって、ADにおけるILC2のリンパ節への遊走能とその意義が明らかになることで、アレルギー性疾患の新規治療法の開発や創薬に繋がることが期待されます。
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