研究課題/領域番号 |
20K17339
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
齊藤 明允 筑波大学, 附属病院, 病院登録医 (70830181)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 慢性移植片対宿主病 / 皮膚硬化 / 皮膚線維化 / TGFβ / TNFα / IFNγ / インターフェロンγ |
研究開始時の研究の概要 |
表皮角化細胞に対する抗原特異的免疫反応により慢性GVHD様の皮膚硬化を発症するモデルマウスを確立し、それにより慢性GVHDでの表皮細胞の機能解析を行う。さらに慢性GVHDの皮膚硬化に複数のサイトカインが関わっており、その中でIFNγの役割については、ヒト検体を用いた研究では疾患誘導性であると推測されているが、線維芽細胞への直接作用や他の皮膚硬化モデルマウス解析では疾患抑制的であると相反する報告がなされていて、その働きはいまだ不明である。我々のモデルマウスを用いて、慢性GVHDの皮膚硬化におけるIFNγと線維化の分子メカニズムを解明し、さらに他の皮膚硬化疾患の病態解明にもつなげていく。
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研究実績の概要 |
慢性移植片対宿主病様皮膚硬化モデルマウスにおける表皮角化細胞の機能に着目し、モデルマウスの表皮角化細胞を単離した上で、TGFβ1に加え、線維芽細胞遊走因子(CXCL4/7)、T細胞遊走因子(CXCL9/10/11)のmRNA発現量をrealtime PCRにて解析したところ、モデルマウスではすべてが発現増強。 また、表皮角化細胞が特にアポトーシスに陥った状態での皮膚線維化への関与について検討するため、上記と同様にモデルマウスの表皮角化細胞を単離した上、IFNγを加え、そこに、①コントロールとなるPBS、②ネクローシス誘導物質(ほう酸)、③アポトーシス誘導因子(FasL)、④ネクロプトーシス誘導因子(TNFα)をそれぞれ加え、線維化関連因子であるTGFβの培養上清ELISAにて測定し、比較した。④の場合のみ、皮膚線維化が誘導されたと確認。
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